2007
バルカン半島とペロポネソス半へ
 エーゲ海の島々へ
ギリシャ
アクロポリス  共通チケット€12   Nafplion→Athen  11.3
TheStudentTravellersInn  20 (ドミ)キッチン可、自分洗濯不可。場所は抜群
YouthHostel 10 (ドミ) セキュリー優、キッチン不可、洗濯可。場所は今一。
JohnsPlace single 30 これは高すぎる ホテルのおじさんは何でもよく説明してくれる。
アクロポリスの丘にそびえるパルテノン神殿は永い事憧れだった。修復中とはいえ、蒼い空を背に建つ姿は抜群に美しい。アテネ市内の真ん中に位置する丘も神の業としか思えない。 アテナ・ニケ神殿の片足に重心を掛けた女神達は6体。屋根を支える首は構造的にとても太いが、そんな感じは全く無い。バランスが取れて優美な姿になっている。
白亜の神殿がオリジナルだと思っていたが、赤やブルーでくまなく色付けされていたらしい。エジプトの神殿も、マヤやインカもそうだ。今は、市内からは場所によってはと見えない。しかし、古代では丘の上の極彩色の神殿が市内のどこからでも見えただろう。ピレウスの港からも見えた記録があるという。補強のためか丘は壁で囲われている。これにより、すぐ近くからは逆に神殿が半分しか見えない。きっと、自然の岩山に建てられた古代では、神殿の姿は全て見えるようになっていたんだろうと想像する。 後ろから見ると、首は髪の毛に包まれ、自然に強度を確保していて驚かされる。これらは、レプリカで本物はアクロポリス博物館内に展示されている。
アクロポリスの丘の麓にある劇場。夏はコンサートが行われている。こうした円形劇場の音響は完璧だ。マイク無しで最上段まで充分声が通る。そして、後ろに岡がそびえているので、2重に音響が良くなって いると思われる。    実際に丘の上に立つと、硬い岩石の上だという事がわかる。自然岩の上にこんな大きな神殿を建築するのは大変な技術だ。材料は非常に重い石材で、修復のクレーンもバランスを取るのに巨石を何枚も積んでいる。
アテネ市内 地下鉄、トラム、バスが縦横に走っている。ラインによって料金が異なり、短くても高いものがある。見るものはそれ程広範囲に散らばっている訳ではないので、大概歩いて行きたい所へ行かれる。
古代アゴラ地区。入り口は2箇所。アクロポリスのチケットとセットになっている。ここにあるテセイオン神殿はほぼ完全な姿で残っている。 アタロスの柱廊博物館。ローマ時代の建物が復元されている。これほどまでに巨大で高い技術の建物がいたる所にあったとはーーゴチャゴチャした東京は完全に負けていると思う。
テセイオン神殿の天井には黒かびが付いているものの絵が残っている。雨に濡れなかった部分だけが残ったが、神殿の全ての部分が華やかに装飾されていた。 リカビィトスの丘にはケーブルカーで登れるが、歩いても簡単だ。途中、ドンドン視界が開けてきて、ピレウス港までよく見える。この丘の回りはいい目の住宅街になっている。
モナステラキとシンタグマ、アクロポリスの丘の間にはたくさんのレストランなどが集まり、夜遅くまで賑わっている。アテネでは何故か高級毛皮を売る店が多く、炎天下毛皮を薦められる。 市内の遊歩道には大理石が敷き詰められている。日本では、建材としても高級で、とんでもないのに。ここではふんだんに使われている。
第一回、近代オリンピック競技場。この時代、参加選手は何日も掛けて船旅をし、アテネに着いたはずだ。その当時はスエズ運河はあったのかなぁ・・・ 街路樹はオレンジが多い。たわわに実ったオレンジを取る人は無し。食べられないのかなぁ・・と思って、食べてみたら甘さが自然で実に美味しかった。
国立考古学博物館
           €7  
ここに、ミロのビーナス、アテネのレリーフ、サモトラケのニケ、円盤投げ、などが無いのは本当におかしい!!パルテノン神殿の破風は大英博物館にあるし。

国立考古学博物館。カフェは改装中だった。疲れたら、道路の向かいまで出てランチ休憩してまた戻る。
 初期の彫像は左右対称のシンメトリーが多い クロノス像。ゼウスの父親と言われるが、ゼウスとの抗争に敗れて失脚

小さなレリーフだったが筋肉の動きに緊張感がある。

ポセイドンともゼウスとも言われているそうだ。ギリシャ彫刻は青銅製が正式のもの。大理石はコピーとして造られた。
鍛えられた男性の肉体は最高に美しく誉れ高いものとされた。その美しさをまさか隠そうとなどとはしない

馬の動きを瞬間的に捉えた“馬に乗る少年”ほぼ実物大。
どこも欠ける事なく完全な姿のまま発掘された像は本当に少ない。 この女性像の衣装は赤く塗られていた。一部色が残っている。
ビーナスとちょっかいを出すパンの像。ビーナスにスリッパで叩かれそうになっている。 文化習慣というのはとても不思議。その中にいれば当然で、他から見れば、理解に苦しむのだから。 アルテミスの像はどれもすざまじい。首には何匹もの蛇がぶら下がっている。

10センチ足らずの青銅製の像だが、その独特の姿ゆえ絵葉書としてどの店にも並んでいる。実際に博物館でこの像に気が付く人は殆どいない。

アガメムノンのデスマスクといわれているが、確証はないようだ。トロイ戦争の長い話とアガメムノンは切っても切れない関係にある。

ゼウスの恐妻ヘラの像。あまり多くは残っていないようだ。ゼウスとヘラ、シバとパールバーティーの話は同じとも思えるほどよく似ている。

中央市場 日本では、あまりウサギを食べないがヨーロッパでは普通に肉屋にはよく並んでいる。

天井からは大画面テレビが何台もぶら下がっている。日曜日、市場は休みだがテレビはずっと付けたまま。

魚は縦横に互い違いに並べられている。跳ねて活きが良いように見せるため?

羊の頭だけ。目が美味しいと言う人あり。脳みそが美味いという人あり。


道路挟んだ向こう側は野菜果物市場。イチゴ、チェリーなどが安く買える。

さすが、本場のオリーブ。種類が豊富。オリーブの美味しさって今一判らないのだが。
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