ベリーズ          
                       

    入国ビザUS$50、30日間有効、出国税US$18.75。これが
     パッカー泣かせだ。ビザは国境で取れるが写真が1枚必要。
     書き込まなければならない書類が数枚あり、かなり時間が
     掛かる。係官は別室にいて、ケータリング弁当を食べ終わる
     までドアの外で待てと云う。見かねた他の係官が「早くして
     やれ!」と、云ってくれた。

          

                       
 
 ティカル起点の街サンタエレーナから、ベリーズ・シティーへはミニバス利用US$25。昼過ぎにはウォーター・タクシー乗り場前に到着。
 ホンデュラスへ抜けるボートを調べて、キーカーカー行きのウォーター・タクシーチケット購入、B$25(US$12.5)。ターミナル前には
 ブースが並び、ハンバーグ弁当みたいなのが買える。キーカーカーまでは1時間弱。
 キーカーカーは、ブルーホールでのダイビング起点地。早朝、ショップで用意してくれた朝食を済まし早々にボートに乗り込む。起点地とは
 いってもブルーホールまでは2時間程掛かる。浅瀬を過ぎると波が高くなるが、ガイド達は今日は海が静かだという??
 Big Fish Diving ブルーホールを含めボート3本 B$360 
 小さいボートはボムまりのように波に弾み震動が内臓にガンガン響いて来るようで、座っているのが辛い・・・遠くでイルカが跳ねている。
 ボートがイルカが寄って来るのにに合わせてくれた。すぐ横でジャンプして付いて来る。再び、スピードを上げブルーホールへ。エントリーは
 いつも緊張する。薄暗く深いブルーの中に入ってしまうと、そこがブルーホールの中だという実感が全然ない。直径300メーターもある
 ので、空中からしか円を確認するできないのだ。ガイドに付いて壁に寄り窪みに入ると、鍾乳洞が下がっている。太古は地上にあったわけだ。
 暗い窪みから出ると、ガイドが何か教えている。っと、1メーター半位のグレーの鮫が周りに3匹いた。一瞬の事だったので、見なかった
 ダイバーもいたようだ。鮫の動きは無駄がなくて本当にきれい、3匹もみる事ができて感激だった。小さな島で昼食休憩後、今度はリーフへ。
 魚の群れが何層にもなり、種類ごとに塊が流動的に形を変えながらすごいスピードで動いて行く。透明度の高さ、魚の多さ、そのカラフルさ。
 今まで潜った中でベストスリー間違いなしだの素晴らしさだった。
ベリーズ・シティーは、中心からちょっと外れると道路は未舗装になってしまう。すぐ、住宅街になり建物は古くて相当に傷んでいる。中南米全般的な事だが、商店はこうした鉄格子越しに物を売っている。如何に治安が悪いかと。ベリーズでは、バス・ターミナルに時刻表がない。運転手か車掌に訊くようになっている。偶然、運よく協力隊の女性と一緒になった。
 プンタゴルタ  ベリーズ・シティー→プンタゴルタ US$11 8時間
  PuntaGorda          St.CharlesInn B$40 湯シャワー、トイレ、テレビ付き中級でとてもきれい。
                          *真っ暗になってしまった。心配してくれたバスの車掌が連れて行ってくれた街の真ん中のホテル。
 大して大きな国土ではないが、移動には時間がかかる。ホンデュラスへ抜けるためプンタゴルタへ行くのだが、そんな距離でもないのに
 8時間掛かった。プンタゴルタは、夜遅い時間に出歩いても全く問題がない治安の良い小さな街だ。スーパーが何軒もある。フルーツ・ジュースを
 買おうと見ていたら、ベリーズに長く暮らしているというイギリス人の男性が御馳走してくれた。彼に教えてもらった家庭料理の店でベリーズ料理
 の夕食を食べ、中央公園へ行ってみると人が集まっていた。選挙集会だという。さっき、買ったビールを飲んでいると街の人に注意された。
 アルコールを飲み歩きしているとポリスに捕まるよっ!ホンデュラスへ直接行くボートは週に1,2回しかないが、グアテマラには日に数本の
 ボートが行き来している。一度、グアテマラに入り国境を越える事にした。プンタゴルタからの出国では、日本人の場合出国税がUS$20弱掛かる
 はずだが、ここを通過する日本人が少ないのか共通のエコ税US$3.75しか要求されなかった。
 ベリーズでは、スーパーのほとんだが台湾人経営。ぐんぐんとその商才を現わし、ホテルやレストランなど幅広く参入してきているらしい。

  ホンデュラス
  

            1レンピーラ=約5円

       最近は、国境で訳の分からないお金を取られるケースが
        多い。無料のはずが、ホンデュラス入国でUS$5??

      *グアテマラの北東からホンデュラスへ抜ける国境
         ElCinchalまでのルートにはツーリスモと書いてあり
         いかにも正規のミニバンであるかのような車が、客に
         高い金を要求してくるので注意。バス停からのバスも
         乗車賃を車内で払うと何倍も言ってくる者がいる。
中米国際バスTICAは、一本で一気に移動出来て便利だが、とんでもない
時間に出発しローカル乗継に比べると恐ろしく高い。サンペドロスーラでは、メルカドのごちゃごちゃした中にあった宿に泊まったが、インドもびっくりの汚さ。ゴキブリが踏まれてペタンコになっていたり。ドアは曲がって隙間がある。敢えて泊まってみたら、ビール御馳走になったり居心地は良かった。
コパン遺跡まで歩いて行かれるコパンルイナスは多分ホンデュラス一の観光地。坂が多く石畳が敷かれた小さい街で民芸品の土産屋が並んでいる。こぎれいなホテルやしゃれたレストランがある。メルカドの他、小さな食料品店があちこちにある。学校が引けると、子供達はバンの荷台に乗り家におくってもらう。メキシコ同様、下校時に皆甘い物を食べるのが楽しみで、菓子屋は子供でいっぱいになる。
  コパン  サンペドロスー→コパンルイナス 110L(550円)
               Hotel LosGemelos 120L Single 湯シャワー、トイレ共同 *コパンは人気なので強気
                           コパンまでは歩いて行かれる。途中にはステラがあり、一帯がテリトリィーだった事が分かる。
                           コパン遺跡の料金を払う手前にジャングル・ルートがある。不審な男が勧めてくるが、明らかに怪しいので
                           行かないほうがいい・・・
コパン遺跡
地下トンネル込 570L(2850円)

博物館にある本物
博物館
133L665円
 

午後は、人が少なくなりジャングル遺跡内には色とりどりの鳥が飛んでいる。
うさぎ王
 マヤ遺跡の写真は随分と見てきたが、実際に密林に囲まれた神殿に立つステラを目の前にすると、石とは思えない存在感の迫力に圧倒される。
 当時は全てのステラに高価な朱が塗られていた。多分、人々はステラの前にひれ伏したんだと思う。下から見上げると、アンバランスに大きな顔が
 恐ろしいほどの威圧感で上から迫ってくるからだ。全てのステラが口を開けていて歯が見えるのは、王がその口から魔力を吐き続けていて・・・
 永遠に支配している事を人々に知らしめていたのでは・・・おびただしい数の装飾品を身にまとって、きっと動くたびにジャラジャラと音がしただろう。
 その絶大な権力は、どのようなものであったろうか。きっと、尊敬に値する偉大な人物というより、人々には神々しいまでに恐ろしい存在だったのでは。
 球技場を見渡せる神殿の上に、当時の御前試合の様子を描いた絵があった。どれほどの信ぴょう性のあるものかは分からないが、密林に生まれて
 再び埋もれていったマヤ文明が、更に神秘的になり比類ない魅力を秘めた文明なんだと実感させられる。
  エル・サルバドル            
   ホンデュラスのコパンからサンサルバドルへ行くには、いったん
    グアテマラに入国した方が近道だ。しかし、国境がややこしい・・・
    同じ日にグアテマラ入国、出国になり、それは別に構わない
    のだが、グアテマラ税関は何か問題を見つけて小遣い稼ぎの
    材料にしようとする・・・サルバドル側に入ってほっとする・・・

    15年ほど前までは内戦がひどく間違っても近寄れない国
    だったが、今は国境を渡ると、マック、ケンタッキーなど、まるで
    アメリカ?っと、見間違うほどだ。道路事情の良さは中米一
    ではないだろうか。通貨を米ドルしたり、アメリカ寄りの政策で
    飛躍的に復興しているようだが・・・ 
 サンサルバドル  コパン(ホンデュラス)→ElFlorido国境20L(約100円)なぜか税関でUS$5
                         →チキムラ(グアテマラ)25Q(約300円)、→Anquiatu国境の手前まで15Q(約180円)
                         →国境0.75Q(約10円)→サンサルバドルUS$1.85
                      Hotel VillaFlorencia US$13 Single 湯シャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫、コーヒー随時 *スーパーきれい!
 グアテマラから国境を越えてサルバドルに入った途端、人々の親切に驚く。親切と云えば、まずは注意しなければならない要警戒事項なのだが、
 ここでは必要な事を必要なだけ教えてくれるのが何よりありがたい。料金表示性になっている事も旅人には安心だ。バス・ターミナルは目的地別に
 街の外環にある。それらは頻繁に放射線状に走るバスがつないでいる。路線は多様で容易に行きたい所へ行かれるのが便利だ。
サンサルバドルの旧市街は活気がある。夕方になると、市場が閉まる代わりにあちこちで屋台が一斉にオープンする。治安最悪だったと聴いているが、今ではあまり感じられない。それでも、ホテルの入り口などが厳重に施錠されていているのは、押し込み強盗への警戒だ。 旧市街の外側に、市民の人気のマンモス・ショッピングモール、メトロ・セントロがある。一瞬、ここは六本木かと思うほどの華やかさと賑わいだ。何が違うかと云えば、物価!カフェラテは60円程。インターネット・カフェも1時間50円があり、フード・コートには寿司も並んでいる。ステーキは300円で食べられる。
                                             
 ニカラグア
  
  
     サルバドルから陸路ニカラグアに行くにはホンデュラスを
      通らないければならない。ホンデュラスは旅行者から入国、
      出国の度にUS$3を取る。ニカラグアは以前は無料だったが、
      自分らだけタダで通す事ないやんかっと思ったかどうかは
      知らないが、最近入国US$8が徴収されることになって
      しまった。

      通貨 1コルドバ=約5.4円
  レオン   サンサルバドル→レオン TIKAバス US$30 中米国際バスTIKAは一気に目的地に行かれるので便利な反面、
                           出発がとんでもない時間(3AM)だったりするのがたまらならい。料金は相場より相当に高い上、
                           乗り降りが中心地から離れた営業所や、街外れのガソリンスタンドだったりするのでその都度
                           タクシーを使わなければならなくなる・・・
                 Hotel CasaIvana 140C 756円 Single 水シャワー、トイレ付 *この設備にしては、めちゃ高い。ホテルの
                           オーナーは多分テレビばかり見ているおじさん。真の実力者のおばあさんはお金を払う前と後では
                           まるで別人のように人が変わった。*去年、ベネズエラ以来のプラスティックタオル→全く水を
                           吸わないシロモノ。経費を極端に削ったホテルで出てくる・・・
 道路事情から、ニカラグアはどうしても南側を移動する事になる。コロニアルの街レオンは道路が整然としている。街のあちこちに外壁にも装飾に
 凝った教会がある。昼下がり、中央公園から一本裏道の広場で、JICAの青年達が日本の歌を聴かせていた。ニカラグアには随分と多くの協力隊が
 入っているとの事だった。教育支援が主な任務らしい。日本のポップスをスペイン語にして歌ったり、衛生管理を習慣化する替え歌を聴かせたり。
 しかし、難を云えば声が全然通らない・・・真ん前で聴いていても平べったい声は響かない・・・これは日本の場合、プロとして活動しているあまりにも
 貧弱な歌手たちにもいえる事だが。
 レオンビエホ遺跡(世界遺産) 16世紀に火山によって埋もれてしまった街。ネオポンペイと言われている。ここへは、バスで行かれるが不便。
          幹線道路でバスを降りた。日曜日で本数が少ない事もあり、更に先のモモトンボへはタクシーを使わざるを得なかった。
          一帯がモモトンボ山の火山灰に覆われたモモトンボ村の外れに、植民地時代のスペイン人の街がが発掘されている。遺跡はかなり
          広範囲にわたっているが、どこも全く同じなので適当に切り上げた。少し小高くなっている場所からはモモトンボ山の火口がくっきりと
          見える。いきなり、山の腹に穴を開け大爆発したようだ。
          帰りは、ホンデュラス人のジェロニモにレオンまで乗せてもらった。彼は、アメリカに留学した経験があり、今はホンデュラス政府の
          役人だという。グアテマラ、ホンデュラス、サルバドル、ニカラグアは本来一つの国であるべきなんじゃないのと言ったら、まさその通りと。
          将来はそれを目指していきたいのだがと。そして、アメリカの中米政策に対して強い不満を持っていた。アメリカは中米をも食い物にして
          いると。口外できない軍事的な話は別にして、中米のほとんどの国で見かける中古のスクールバスの場合など。援助するのなら
          分かるが、不用品を売りつけているのだという。EU諸国や日本からの援助にはとても感謝しているが、アメリカのこうした押し付け
          始め、影のように張り付いている大国の軍事、経済介入などを取り払いたいのだがと。
          
  グラナダ  レオン→マナグア ミニバス 40C(約220円) マナグア→グラナダ ミニバス20C(約110円)
          Hospedaje Cocibolca US$16,US$14 Single シャワー、トイレ付 Calzada通りに面しているので便利だが高い。
          Hospedaje SanJorge Cel819-9853 Tel552-2613 hospedaje-sanjorge@yahoo.com 何人入っても1部屋US$10 市場の先
                    *日曜日の夕方に着いたので、すでに部屋がいっぱいで選べなかった。ニカラグア、コスタリカ辺りでは欧米からの
                     年金生活者の滞在が目立つ。ビザが実に簡単なのが大きな理由の一つ。コスタリカでは、快適なアパートメントが
                     月US$150で借りられるという。それも、水道、ガス、電気、電話代まで込みだとか。ビザは3ヵ月毎に気分転換も
                     兼ねてニカラグアへ入国し、戻れば新たに3ヶ月が更新できる。10万円もあったら多すぎる計算になるとは、カナダ人
                     リンダからの情報だ。 
 ニカラグアの民族舞踊による選挙イベントが中央広場で行われていた。テレビ中継も入っているのに盛り上がりは今一。市民にはセマナサンタの方が
 大事なのかもしれない・・・中米では、子供達の生活がにぶんされている。親の送り迎えという手厚い保護を受けての学校生活。方や、朝から遅くまで
 大人顔負けの労働をこなす子供達。世界のあちこちで見る光景ではあるのだが。メルカドでは、冷蔵庫なんて無い肉屋が当たり前。温度が高かろうが、
 ハエがたかろうが、埃がかぶろうが・・・店には、大概こうした鉄格子がはめられている。一度にはたくさんの買い物は受け取れない。明らかに困るのは
 商品名がクリヤーに発音出来なければ買いたい物が買えない事・・・