CANADA Britich Columbia

カナディアン・ロッキーの動植物

2010年 8月

  Kamloopsに住む友達を訪ねるためバンクーバーへ。久しぶりの先進国は、何だか戸惑う。ホステルが今までの高級ホテル並み
  値段の上、皆、垢抜けてしゃれた服を着ている・・・バスの行き先や地下鉄乗り場を訊たりすると、まるでオノボリさん丸出しだ・・・
Victoria
          Vancouve空港→Victoria    C$34.75(これでも割引) *ローカルバスでフェリー乗り場へ行き、フェリー、バスを乗り継ぐ方が安い
          Victoria Hostel 男女別ドミC$27.50 朝食無し *2段ベットの上段が、夜中いやにうるさいなぁと思ったら男の子を連れ込んで二人で寝ていた・・・
 
バンクーバー空港からバンクーバー島のビクトリアへ。大型フェリーは、ビルディングのようで船に乗っている気が全くしない。中にはカフェテリア、ゲームセンター、バーなどがある。ビクトリアなどの観光案内パンフレットがたくさんあり、何も調べていなかったので役に立った。バンクーバー島との間に挟まれた美しい湾の中は静かで滑るように進む。運が良いとシャチ達が遊んでいるのが見えるとか。 フェリーは、半島の北、シドニーフェリーターミナルに着くので、そこからは再びバスでビクトリア市へ。ダウンタウンにあるインナーハーバー周辺にレストラン、ホテル、ホステルなどがあり、周辺は殆ど歩ける。ダウンタウンの東側は住宅街で、余裕のあるカナダならではの家々が並ぶ。
ビクトリアといえば、ブッチャート・ガーデン。ダウンタウンからバスで一時間。一年中花が見られ、広大な庭園は、隅々まで手入れされていて見事だ。庭作りをライフワークとした富豪のブッチャート夫妻が、岩山などを削り地形を変えてまでして作った庭園だとか。 ダウンタウン東側の住宅街をブラブラしていたら、小高い丘の上に出た。そこから、バンクーバー方向には雪を頂いたウィスラーの山々が浮かんでいた。バンクーバー・オリンピックはこのウィスラーに多くの競技会場が作られた。
Nanaimo
          Victoria→Nanaimo  グレーハウンド C$20(YouthHostel メンバーで25%引きになる。 通常はC$26.10 
          NicolStHostel C$20 ドミ *ナナイモ、ダウンタウンのゲストハウスは満員。Nicol Stの坂道を上がった所にあるホステルへ。前は海で、眺め最高、
                             良心地も良かった。ホステル横には新婚の日本人女性が住んでいる。
ナナイモは片田舎と思いきや、眺めの良い丘にずらっと高級高層コンドミニャムが並んでいた。賃貸も多く、それ程高くないのだとか。ハーバーには洒落たレストランが何件もあり、ゆったりと穏やかな雰囲気の街だ。 ナナイモのフェリー乗り場まで歩いた。地図で見ると多く見積もっても15分。ところが、走るように歩いて40分掛った・・・危うく、日に数便しかないバンクーバー行きフェリーを乗り過ごすところだった・・・フェリーの一番前はラウンジで180度のパノラマになっている。
Vancouver
          Nanaimo→Vancouver 
 C$13.85 港→Downtown C$3.75 
          HI Vancouver Downtown 男女別ドミ 朝食込 C$34.25 *BurnabyStにあるり、殆ど市の中心なのに、一帯は住宅地でとても静かだ。
バンクーバーは街中がこぎれいだ。加えて、バンクーバー・オリンピックで地下鉄が空港まで伸びたりと随分便利になっている。街は海に囲まれ、自然を味わいながら歩けるコースがたくさんある。 ギャスタウンには、オールド・バンクーバーの面影が残っていてツーリストが多い。土産物屋がずらっと並んでいるが、オーナーは中国人が殆どだ。以前は、ゴールド・ナゲットがたくさんあったはずだが、今ではもう見掛けない。
ギャスタウン近くからシーバスで対岸のノースバンクーバー、グラウス山へ。頂上からは、バンクーバーの街が見渡せる。奥の広い空間は空港。グラウス山へは、急坂の登山道があり、毎年速登り競争があるのだとか。 日本からバンクーバーへは、勿論直行便があるが、アメリカのポートランドかシアトル経由にすると格安航空券がある。アメリカ経由にするとESTAなど面倒な事もあるが、去年パスポートをリニューアルしたので(アラブ諸国のスタンプが無い)いつも引っかかっていたのに今回はスムーズに入国出来た!
Kamloops  Kamloopsの友人がバンクーバーまで迎えに来てくれた!山が圧倒的に美しいウィスラー経由のドライブでKamloopsへ。
Kさん夫妻の新居は閑静な住宅街にあり、まだ引っ越ししたばかり。カナダの一軒家は広い上に庭もたっぷり。庭にはリンゴ、モモ、チェリーなど果物の木がたくさんあるが、なんと収穫していない・・・バックヤードで、巨大なステーキ・バーベキュー。旦那のL氏は味にうるさく、自身でこだわりのタレに付けたTボーンを焼いてくれた。 Kamloopsには、パノラマ車窓で知られているVIA、Canadan号が停まる。ジャスパーへは、途中カナディアン・ロッキーの壮大な景色が望める。列車は、お年寄りが多く、乗り降りに時間が掛り、トータルでバスよりだいぶ遅くなる。列車内のレストランは高いうえに混んでいて遅い。売店もあるが、品数が少ないので持ち込みが優。
Mt.Robson  マウント・ロブソン州立公園で合計6名でのキャンプトレッキング。
カナディアン・ロッキーの大自然を歩く事が出来るマウント・ロブソン州立公園はトレッキングをする人達にとっては憧れのコースだ。自然を守るべく、トレッカーはいろいろなルールを守るようオリエンテーションを受ける。 昼過ぎに公園Gateに到着。Visiter・Centerで予約確認後、レジスターを済ませ、テント番号を受け取り出発。初日は、Whitehornまで11キロ。森林を抜け、川沿いに進み、キャンプ地には夕方着。テントを設営して、夕食。水は、Markのろ過機を使って川から調達。食料は、熊が開けられない鋼鉄製のコンポストに保管。
滝が落ちる谷間のキャンプで目覚める朝は実に爽快だ。2日目は8キロ先のMarmotCGまで。もっと進みかったが、キャンプ地が満員のため進めず。テント場所は氷河湖の前で、氷河が時々崩落する豪快な音を聞きながら寝た。 3日目は、2キロ先のBergLKCGへ。シェルターで昼食後、バッグをシェルター内に収納して、IceFieldGlaaierへ。途中、RobsonGlacierを回り込みSnowbirdPassからIceFieldGlacierへ出た。コースは、急坂やガレ場、残雪など結構きつい。SnowBirdやMountainGoatを観る事が出来た。眼下に広がるIceFieldGlacierの眺めは実に壮大。サンドイッチを頬張りながら存分にパノラマを楽しんだ。
キニーレイクまでは、Gateからのショート・トレッキングコースになっている。キャンプ装備を持たない人でも気軽にトレッキングを楽しめる。この氷河から流れ出た水が溜まったキニー湖で泳ぐセシリアとカオリさん。Edは氷河が落ちるBergLakeでも泳いだ。相当に冷たいのに・・・ メンバーは、山のベテランEさん、性格すこぶる優のM君、E氏と意見が分かれるCさん、体力抜群のC嬢と素晴らしい気配りのKさん。彼らは、カナディアン・ロッキー近くに住み、山通いをライフワークにしているツワモノ達。どこまでも続く急坂を重いバック背にろくに休みもせずガンガン登る精鋭揃い。これに付いて行くのはかなりシンドイ・・・行きは何とかなったが、帰りは完全に足に来てしまい、膝がギシギシ、爪が曲がってしまった・・・
Jasper Kamloops→Jasper  VIA Canadian号 C$113.12 *カナディアン・ロッキーのJasperまで乗ったが、列車はトロントまで5日間掛けて走る。
          Maria's B&B C$75  列車が4時間遅れたので、郊外のホステルまで行くのをあきらめてジャスパー市内のB&B泊。
          HI Hostel C$26 男女別ドミ *Jasper郊外にある。街の中心から日に数回シャトルバスがある。ホステルは山の中の一軒家なので食料は必携。
VIA・CANADAN号の展望車からは、雄大な眺めが続く。速度はあまり速くない上、途中停車すると、お年寄りが降りて気分転換する。降りる時もまた乗る際も実にゆっくり・・・なので、時間たっぷり。いつしか、乗客同士おしゃべりがはずみ、眺めそっち除け。隣に座ったおじいさんは80歳過ぎ。これが、なんとナンパ?してくる??? カナディアン号のハイライトはJasper到着前に目の前にドーンと現れるロブソン山だ。パノラマ車窓から、快晴にそびえる山の姿は実に威圧的で堂々としていた。
Jasperのホステルでカルガリーからのアミタバと一緒に朝食を食べた。彼は、カルガリーから休暇でドライブしてきたという。今日は、マリーンレイクへ行くというので便乗させてもらった。歩いていたジュリエットとシリエールも誘い4人でドライブ。アミタバの車には、サンドイッチ、フルーツ、お菓子、飲み物と何でも揃っていて、それらも気前よくご馳走してくれたーー良い人だーー ホステルで向かい側のベッドに寝ていたスイスからのパトリシアとウィスラーズ山へ登った。パトリシアは当初トラムで登るつもりだったが、強引に山歩きに誘った。山歩きは慣れていないようで、とても遅い。結構、きつかったが登りきった時の眺めにはとても満足だったようだ。
Jasper→Banff  BlueStar Bus C$156 観光ポイントで停まりながら、アイスフィールド・パークウェイとボウ・バレー・バークウェイを走る。
                                      郊外のユースホステルまで迎えに来てくれる。コロンビア大氷原の氷上バス込。
JasperからBanffをつなぐカナディアン・ロッキーをぬうハイウェイには、豪快な滝や見事な氷河が連なっている。その見所で停車しながら結ぶBlue・StarBusに乗った。コロンビア氷原前で韓国のSooyeonと昼食休憩。 途中、コロンビア大氷原では氷河の上を走る大型氷河バスに乗り、氷河の奥まで行く事が出来る。世界的に氷河が後退している現在、ここも例外ではないと思うが、それでも氷河の規模がとても大きい。広大な面積を持つ氷原全体が動いているという。
Banff YWCA 男女別ドミ C$33 朝食無し  *4人部屋にシャワーが付いている。キッチンがあるが、狭いうえ食器はいちいち名前を書いてフロントから借りなければ
                                  ならない・・・朝はとても混む。施設は広く、個室も多い。エントランス横にはカフェテリアがある。
マウント・ロブソン州立公園で会ったウノさん親娘にYWCAで再会。レンタカーをしているウノさん達に連日便乗させてもらう事になった。8年もカナディアン・ロッキー通っているというウノさん親娘は、地理に明るく動植物にも詳しく、それはそれはカナディアン・ロッキーに精通していた。 キャッスルマウンテン、ヨーホー国立公園、タカカウ滝、ボウ湖、ペイトー湖など見所満載のパークウェイを走った。トレッキングコースの入り口に車を停め、森の中へ。運が良ければムースが見られるかも。でも、グリズリーに会ってしまったら大変だが。
レイク・ルイーズのフェアモント・シャトレーでは、アフタヌーン・ティーをするのが予定の内。湖の眺めの良いどっしりとしたソフォを希望。間もなく席が空いて持たされたベルで呼ばれた。外のテーブルに着いた人たちもいたが大雨が降ってきてしまった。一人C$24。これは、3人分。スコーンはいくらでも追加できる。 フェアモント・バンフ・スプリングホテルでは、午後ホテル内の歴史的な部屋などを回るツアーを行っている。C$15、宿泊客は無料。
モレーン湖が映し出す絶景は、早朝だけのチャンス。幾重もの屏風のようにそびえる背後のテンピークスが見事に湖面に浮かび上がる。しばし、言葉が出ないほどの美しさだ。ウノさんに感謝でいっぱいです。 バンフ周辺を走っていると、時々何台も車が停まっていたりする。それは、たいがい何か動物がいるというサインだ。大きな角を持つエルクしかり、ブラックベアしかり、そして堂々と道路脇を若いオスのビックホーン・シープが歩いて行った。
    Banff→Vancouver  GreyHound C$102.38 YouthHostlメンバーは、25%割引き