中国                                            


    メンラー             バス ルアンナムター→ボーデン(ラオス国境)20,000kip(240円)中国国境→メンラー15元 (225円)
                                    住宿  バス停のすぐそばにした。単人房 トイレ、水シャワー付き35元(525円)←メンラーでは高過ぎ、
                                         ノートも書けないほど暗い照明しか付いていないが、その上停電にもなった。
                                         *中国の宿は、ディポジットを取る。備品を盗む客が多いため。返してもらうのを忘れないように!     

                ルアンナムターのバスターミナルで中国、メンラーまで行くというおばさんに会い、一緒に行くことになった。ラオス語も中国語も
                    出来ないので非常に助かった。バスは、人がやっと集まった9時過ぎまで出発せず、7時半から1時間半待った。15人乗りに18人。
                    道路は快適で、メンラーまで2時間と聞いていたが1時間だった。ところが、中国側は工事中が多い。快適に走ると高速の先が
                    行き止まりになっていて引き返したり、そうかと思うとひどいデコボコだったりと中国らしい。


中国のカード?メンラーは、どこと無く
のどか。国境に一番近い街の雰囲気が
無い。ATMはあるが、国際は出来ない。
昼休みの銀行が再開するのを待って、
思わぬ時間が掛かった。

街は結構大きくて近代的。手机(携帯)
を売る店がやたらにある。街の中央に
ある市場は夕方に行ったので、もう
閑散としていた。店は土の上にじかに
品物を置いている。

携帯の普及はかなり進んでいる。殆ど
がプリペイド式だとか。しゃべる声は
大きくてうるさい。



病院だと分かる。部門も想像が付く。
この周辺は漢方の店が並び、マッサ
ージもいろいろある。この看板のすぐ
中が治療室みたいで、通りからでも
治療の様子が見える。

たれがたっぷりの焼肉。漢字で書か
れているので、良く分かる。



大型のパイプでタバコを吸う。ここは
タバコ屋で、この人は試飲中



路上にミシンを出して仕事をしているの
はアジアに共通するようだ。



こちらは、靴を縫っている。靴用ミシンは
大概のものが縫える。


串焼きは2元。ラオス、タイ、中国と鶏の
足をよく食べる。足はゼラチン質で油っ
ぽい。豚の皮も良く食べられている。
一本裏の大通りには電気屋が多く並ん
でいる。メンラーを一望できる階段の上
に寺がある。気になるのは、あちこちで
唾を吐く人。あーあ、中国だなぁ・・・と
思う。メンラーに入ってから排気ガスの
臭いがひどい。
中国の良い所は、街中に無料の公衆
トイレがある事。これは、一応仕切りは
あるので優。下には常に水が流れて
いるので優良。前に中国に行った時は、
ティッシュボックスなんて無かったが、
今はあるので合格。
夜になると、ピンク照明のマッサージ屋があちこちでオープン。怪しい雰囲気なのでどうも男性用。


   元陽           バス メンラー→江城 48元(720円) 窓口(これが、重要)
                              江城→緑春 35元(525円)定価 窓口
                         Hotel  60元 バスターミナルの横  22時着、翌朝6時半発のため選べず。
                              緑春→元陽(新街鎮) 30元(450円)


                    中国で、バスに乗るのはたいへんだ。前日、メンラー発緑春行きがあると確認したが、当日は「メイヨー!」。とりあえず
                         手前の江城まで行って乗り換える事にした。6時半出発。まず、朝食休憩、そしてトイレ休憩3回。江城には15時着。
                         16時発、緑春行き、21時半着。トータル15時間バスの旅。江城、緑春間は二度と乗りたくない悪路かつ険しい峠越え。
         

メンラー発江城行き。運転手は湯で
とうもろこしを買ってくれたり、とても
親切にしてくれた。しかし、バス内は
男はほぼ全員タバコを吸い、タンを
吐く人のは女性も。山道に慣れない
人が吐き、はるかに定員オーバーの
バス内は我慢の限界だった。

雲南は殆どが少数民族。民族衣装が
目を引く。しかし、モラルは今一でバス
の料金を中々払おうとしなかったり、

バス内で唾を吐いたりと目に余る。手を

上げているのにバスを止めなかったり
するので、漢族が差別をしているのが
分かる ここは、元陽でも南沙鎮の方



峠の上にあるので、寒く視界の悪い
雲の中。斜面の町の狭い路上に野菜
の市場が出ている。元陽は斜面に貼り
付いた町なので、篭に野菜など結構
重い荷物を入れ、急な階段を行き来し
ている。


霧雨で、濡れているので足場が悪い。
それでも、皆重い篭を背負っている。
世界一の棚田のある元陽はホテルも
たくさんある。安宿は、水シャワーで
絶対に無理。かなり汚い事もあり、良い
目のホテルにした(1200円)。それでも
寒かったが、電気敷き毛布で助かった。

この町はどこも斜面。平らな所がほと
んど無い。ホワホワで美味しいパン屋
があった。いろいろ買って4.5元(70円)



棚田にトラクターが入るわけもなく、水
牛に頼っている。しばらく見ていたが
水牛を操るのはホントに疲れるみたいだ



元陽から棚田を見に行くのにミニタクで
100元。屋台のお姉さんに教わってロー
カルバスで行った。1/10で10元。午前
中は雲の中だったが、少しずつ姿を
現した。

山の上から、雲に隠れている部分も
全て棚田で、どこまでも続いている。
バーダーティーティエン(スケールの
大きさは群を抜いている)から20キロ
歩いた。

箐口ハニ族民族村 30元
バーダーティティエンから5キロ程の
所にとんがり屋根が特徴ハニ族の
村があり、見学できる。峠の村入り口
から、延々急な坂道を下った所にある。
村の人達は重たい篭を背負い、毎日
この坂を往復している。

箐口ハニ族といえば、正月は村に
長ーいテーブルを用意し、村人全員が
ご馳走を囲む事で有名。衣装も用途で
いろいろある。糸を作り、機を織り、藍で
染め、縫製と全てが手作り。川が流れる
一番下には、祭りの時に集う場があり、
大きなブランコ(儀式用)があった。

水が入った棚田は幻想的な感じがする。
特に、朝焼け、夕焼けなどの素晴らしい
写真を良く見掛けるが、3日間雨のち
曇りだったので、棚田に水が入る季節に
朝焼け、夕焼けを見るのは確立が低い
んだろうと思う。


元陽へ戻る道は、別にバスに乗らなく
ても地元の人は普通に10キロ、20キロを
歩いている。ここの民族衣装は、ひし形
の刺繍が施された布を二枚腰にぶら
下げる。年には関係なく老若問わず
同じものを下げている。


新街鎮にいる間中、雨だった。急な
斜面が多い街なので足場が悪い。
繁華街はバスターミナルから20分位
坂を上った広場周辺。市場、ホテル、
飯屋、屋台飯屋などが並んでいる。



緋鯉みたいな魚、勿論食用。周辺には
魚がいるような川はないので、南沙鎮の
方から運んで来るんだと思う。南沙鎮は
大きな街だが、新街鎮とは車で30分
以上離れている



市場の野菜屋。中国に限らず、ベトナム
ラオス、タイ、ミャンマーと実によく働く。
市場を取り仕切っているのは勿論女性
だし、食堂を切り盛りしたり、畑も女性が
よく手入れしている。



中国製のバス。他のアジアの国と違っ
て韓国製ではなく自国製。屋根の上に
タンクがあり、ラジエーターを冷やしな
がら走るので、2~3時間置きに水を
補給する必要がある。


十年以上前に行ったきりの中国は、2004年のインド以来の衝撃だった。バスの中で唾を吐く人、タバコの煙で霞む車内。
トイレストップでは、3人が一緒に穴だけのトイレに・・・街を結ぶ道路はオフロード・レースの様で、所々には真新しい
大きな落石が・・・対向車を待たせて抜ける、片側が谷に崩れ落ちた崖の上の峠。定員18名と書いてあるのに、大きな
荷物持ち込みで、どう見ても25人は乗っている。そんな究極の悪条件を腕一本で巧みに操るレベルの高い運転手達。
客を見て値段を変える強かな手ごわそうな人民女コンダクター。トイレストップは彼女が握っている。置き場が無く、足元に
ねじ込んだリュックは気が付いたら濡れていた・・・可能性としては、さっきまで乗っていた子供のおしっこが最有力・・・
ところが、ベトナムとの国境、河口手前には素晴らしい高速道路が開通していた。開通直後なので、ほかに一台も車が
走っていない爽快なバスの旅。元陽までが開通するには、もうしばらく掛かるだろう。でも、開通すればベトナムから
棚田の元陽まで日帰りが可能になる。オリンピックに間に合わせるつもりかな?ところで、オリンピックまでに何とかして
欲しいのは、人民の唾吐きでした・・・