デリー               デリー州   
                          誰もかもがじっと見てくる、ニューデリー駅前


                                                
                               
   バス インディラ・ガンディー国際空港→ニューデリー駅前 50Rs 約一時間。
    ホテル パヤール 220Rs シングル (シャワー、トイレ付き) 一晩中、従業員がうるさい。高額のツアーを組ませるエージェントへ
                        無理やり連れて行こうとする。
    ホテル Royal  350Rs シングル (シャワー、トイレ付き) 改築して、値上がり。かなりきれいで、タオルもついているが、
                        道路側の部屋は、夜中路上生活者のしゃべり声と犬がうるさい。
    ホテル StarPalace  200Rs シングル(シャワー、トイレ、TV付き) 全てがまとまっている。通りから入った所になるので
                        静か。旅人の溜まり場になっている屋上のレストランは情報交換の場。


   インド空港を出た時、わっと人垣ができていて居並ぶタクシー運転手達の客の取り合いに圧倒された。それは積極的なんて
    生易しい言葉で済まされるものではない。
    しかし、焦らず無表情でその人垣を抜け、人ごみから外れると意外と喧騒はその一角だけだった。
    その同じ場にバスが待機していて、客が集ればコンノート・プレイス、ニューデリー方面、終点オールドディー駅まで行かれる。
    

  ニューデリー駅前の賑わいは、始めての外国人にとってはちょっとした試練の場。何しろ、事情分からぬ旅人からあの手この手で、
   ルピーを巻き上げようと、リクシャーマン、タクシードライバーはじめ宿の客引きが3歩歩く間に5人は寄ってくる。目の前の安宿の
   名前を言っても、“それなら、リクシャに乗れ、ちょっと距離がある!”と言う始末。

   ニューデリー駅前大通りの一本裏道は超安飯屋の集合地。手際よく出来上がる一椀をかき込む男達に紛れ込んだつもり・・・だったが、
   しっかり目立ってしまっていた。ここでは、カード(ヨーグルト)やチャイはじめ、ドーサなども美味しい。勿論ボリュームのあるターリーも
   食べられる。1食30円くらい。

ニューデリー駅前からジャマーマスジットへ向かった。迷路のようにゴチャゴチャの道をリクシャが抜ける 道路わきの電線は足して、足して、足して・・・結果こんなになってしまった。
デリーの街はこのデリー駅から南に下がったこの地域とコンノート・プレイス辺りは地下鉄の工事中。 インドでは、儲けの薄いリクシャマンのような仕事に携わっていても、仕事熱心で皆明るい。
ジャーマ・マスジット

正面向かって左側の塔に登れる。寺院内全て裸足。祈りの時間には追い出されてしまう
チャンドニー・チョークから横道に入った所は、もう殆ど迷路で店がびっしり並んでいる。サリーなども多いが、ヒンディーのシヴァ神などへの供え物が多く売られている。
店から漏れてきた明かりだけが頼りで、通りに明かりはない。インドに入ってからは夜は本当に薄暗くなってしまっている。
多くの人々が家族で買い物に繰り出してくる夜、当然のような顔をして商店街に牛が割り込んでくる。店は歩道も使ったりしているので、ただでさえ狭いのに、更に大きな体の牛が気ままに夜の散歩を楽しんでいるのだ。インド人は牛のお尻を叩いたりして上手く横をすり抜けていくが、慣れていないこっちは何やら牛が怖い。インド人のようにじっと見てくるし、道を譲ろうなんて全然考えていないんだから・・・結構ゆっくりと店を覗き、屋台の横では、何かありつけないか・・・ダメ?またのっそりと歩き始めた。
こっちが牛に慣れてくると、もう犬のような感覚になってしまう。逆に犬は人間とは殆どコミュニケーションをとらない。昼間は正体もなく寝、夜徘徊する夜行性だ。眼もするどく、襲う事もあるので油断はできない。
旅人の溜まり場、メインバザール。ここには安宿と安飯、両替、インターネット、お土産屋。はたまたここからネパールなどヒマラヤへ向かう人のための装備も揃っている。 ニューデリー駅を背にしてメインバザールの入り口。列車を降りてきた人達、これから駅へ向かう人達、バス、オートリクシャ、勿論リクシャなどで一日中賑わっている。
各プラットフォームへ行く通路はニューデリー駅を跨ぎ駅の反対側へ行く事も出来る。
そのため、常に多くの人が行き交っている。
駅前で自分達の列車を待つ人々。人口が多く、移動手段は常に満員。待合室などは十分ではなく、人々は何処にでも座ってしまい時間待ちをする。当然列車の中でも席が無ければ、何処にでも座ってしまう。
ホテル・スターバレスの屋上レストラン。ホーリー当日、難を逃れて、ホテルにこもり切り。しかしせっかくホーリーでも仕事があるスタッフはホテル内で標的をゲット。                      スター・パレのシングル、
コジンマリと使い易く整っている。湯も頼めばすぐ出してくれたので快適だ。ホーリにぶつかり、カラーだらけにされるのを避けるため市内をバスで周る事にした。一日デリー市内を周って100Rsという良心価格だった。

ニューデリー駅を挟んでメインバザールと反対側。多くの人達が簡単な家財でテント暮らしをしている。
子供達は立派な仕事の担い手。大人と同じように慣れた手つきで手際よく仕事をこなしている。
路線バスの中にも引っ切り無しにいろいろな物を売る人が入ってくる。大きなおせんべのような物。後ろには手帳程の大きさの物を持った売り人が続く。 インドのお菓子。どれも、もうベッタリと甘い。一見、色、形などにバラエティーがあるようだが、味は砂糖のシロップに浸かった汁菓子で、殆ど同じ味。
  クトゥブ・ミーナール US$5または250ルピー
  ここは古くからの遺跡の上に次世代の物を何回も積み重ねて利用されてきた。4世紀のグブタ時代に立てられたといわれる
   鉄の柱アショカ・ピラーは100%に近い鉄で出来ているのに全く錆びていない。
 
クトゥブ・ミーナールはデリーの南10キロ程のところにある。中央に見えるアイアン・ピラーは約1700年間錆びずに立っておりオーパーツと言われている。右の塔はかつてヒンディー寺院を改造して立てられたモスクのタワー。当初は100メートルあったが、飛行機事故のため今は75メーターになっている。表面にはコーランの美しい文字が書かれている。
これがアショカ・ピラー
  フマユーン廟 US$5または250ルピー
   ヤムナー川沿いにインド門から3キロ程南東に下った所。
世界遺産のフマユーン廟後のタージ・マハルに影響を与えたとされる美しい墓だ。 東京と違って、首都にこれほどのスペースを取った墓を構えてもその景観の中に邪魔なビルなどは入ってこない。
 インド門 一帯は公園になっているが、歩くのが嫌になる広さだ。  ガーンディー・スミムリティー博物館 無料
デリー中央、官庁街の東端に位置するインド門。高さ42メーター。真向かいに大統領官邸があるが、その間の距離は3キロにもなる インド門、大統領官邸を結ぶ直線の中央部を南へ1キロ程下った所にマハートマー・ガンディー終焉の地がある。この碑がガンディーが凶弾に倒れた場所だ。    
 ラージ・ガート 
ガーンディーが荼毘にふされた跡に碑が置かれている。正方形で囲まれた一帯は何処からでもこの碑が見えるようテラスが囲んでいる。 インド各地を周ったガンディーの足跡はあちこちにガンディー博物館として残っている。彼がインド国民の心の中に残した大きなインドスピリットに引き換え、マザーテレサと共通してその持ち物はとても少なかった。
 ラール・キラー  US$5 or 250ルピー
  ムガール帝国の全盛期。アグラのタージ・マハルで有名なシャー・ジャーハンは17世紀、都をデリーに移した。
木の間から見えるラング・マハルと左にはディーワーネ・カース。ともに謁見の間。 ラング・マハルの中央にある玉座。ここで、貴族達を謁見した。かつてこの玉座にはサファイア、ルビー、ダイヤモンドなどがふんだんにはめ込まれていた。
白い大理石で出来たディーワーネ・カース内の装飾は繊細で実に細かい。タージ・マハルの側面に施された装飾と良く似ている。

この建物の後ろはヤムナー川が流れていて天然の要塞だ。
ラール・キラーで会った地方からの人達。総勢20人位で、賑やかに見物していた。