ハイダラーバード  アーンドラ・プラデーシュ州

                                          
  バス  ハンピ→ハイダラーバード 300Rs ハンピの旅行エージェントで買った。ダブルで手数料が取られていた。
                              ハンピ、ホテルのオーナーに云わせると、だいぶボラレてしまったようだ。

  ホテル Three Castles 150Rs バスを降りてとりあえず駅へ行き、プリまでの切符をゲット。駅を出た所の客引きに
                       付いていったホテル。駅に近く、まぁまぁ。朝、シャワーを浴びる湯を待っていたが遅いので
                       見に行ったら、裏でドラム缶の下に薪をくべ沸かしているところだった。

    ハンピからの夜行は、ついに途中トイレが無く、バスターミナルの周辺の空き地でやれというものだった。
    街に入りつつある辺り、バスの中にまで異様な臭いが立ち込め目が覚めた。未だ真っ暗な外を見ると、暗闇に浮かび上がる
    巨大な4、5個の塔の様なもの、原子力発電所だった。街のすぐ近くであり、勿論人家も多い。

    ハイダラバードは、インドはどこもそうだが特に人口が多く感じる。街は人、人、で溢れ、交通もなにやら混乱状態に見える。 
    街はムースィー川にある長距離バスターミナル、3つの鉄道駅などが移動の起点になるが、それぞれ結構距離があるので、
    注意が必要。ここの物乞いは人で混み合うすれ違いざま要求してくるが、小銭などサッと出せる状態になく無視すると、
    叩いたり、つねったりしてきた。
ハイダラバードには世界最大の映画アミューズメント・パークRamoji Film cityがあるというので、やってきた。多分それは、敷地の広さの事だろうと思う。 パーク内はインドとは思えないほどきれいに整備されている。インド映画を観て思ったのだが、インド映画では素顔のインドは観られないという事だ。
ゴールコンダ・フォート。市内から出た小高い丘の上にインド3大要塞の一つと云われるゴールコンダ・フォーとがある。
多くは、壊れてしまっているが、最上部からの眺めは良い。
ゴールコンダ・フォートから20,30分の所に歴代王たちの廟がある。王一人一人に大規模の墓が建てられている。墓と云うより豪華な館に見えるが、中に入るとドームまで空洞で、中央に王の棺が置かれた墓だと納得する。
ここでは、物乞いに値段を指定された。何でそっちが決めるのだと云っても、かなり強気で来る。日本の常識など、世界では日本語同様、通用するものなどではない。
フォート下で延々ハイダラバード駅行きのバスを待った。黒ずくめの女性はじめ多くの人達でまたまた満員。 スカンダラバード駅前は、屋台がたくさん出ていて賑やか。
何やら話し掛けてきた男は顔が崩れて膿が流れていた。
何回も世話になったセカンド・スリーパー。
3段ベッドが向かい合い、通路を挟んで更に2段ベッドがある。カーテンなどは無く寝るための物は持参。リュックごと消えてしまう盗難もよくあるので、荷物はチェーンで括り付けて置くのは標準的な事。窓は何故か低く付いていて、外の景色を見ようと思えば屈み込むようになる。更に窓からの乗り込み防止で鉄棒がはめ込まれている。車内で何か起きても、窓からは逃げられない。
その窓はなかなかピッタリ閉まるものが無く隙間風が入り、寒かったり埃まみれになってしまったりだ。インド人達は窓を開け放つのが好き。ゴミをドンドンそこから外に捨てる。
寝台の最上段に寝ていても、なかなか眠れないのが、インドの列車だ。途切れることなく物売りが来る。チャイ、水、豆、油で揚げた菓子、くつ下、地図、シヴァ神の絵、ボールペン、などなど。食べ物は紙などで包んだりしないばかりか自分との間の乗客から客への手渡しで届く。物売りの合間には物乞いが来る。寝ているといきなり足や太ももをつまんできたりする。その他、お祈り屋、歌歌い、コブラ使い・・・とにかく途切れない。