JERUSALEM       3大宗教都市イエルサレム
                
                                                           
    VISA 観光3ヶ月以内不要 (パスポートにスタンプを押されてしまうと、以後アラブ諸国には
        入国できなくなるので注意が必要。別紙に押してもらい、出国時に回収。
    1NIS(ニュー・シュケル)→24.4円
          
    バス  アンマン→国境  6.5JD(1ヨルダン・ディナール→154円)
ヨルダン出国税 5JD  
                 (ヨルダンからキング・フセイン橋を越えて入国)
                    *キング・フセイン橋はイスラエルではアレンビー橋という。
                    イスラエルで云うキング・フセイン橋はイスラエル北部ヨルダン
                     との国境ベト・シェアンの事
    タクシー 国境→Jerusalem 30NIS
    ホステル→Faisal Youth Hostel 20NIS ドミ ダマスカス門近く faisalsam@hotmail.com
                      (ビール一杯と飲み物付き キッチン使用可)

                 *近所に安レストラン。ダマスカス門の中は屋台が多い
*イスラエルへ行くなら気を付けないといけないのがシャバット(安息日)。だいたい金曜の午後から土曜の昼過ぎ位まで、バスを始め銀行、郵便局と殆どあらゆる所が閉まってしまう。シャバット日にイスラエル着や発予定だとすると、タクシーに高額な料金を払って、移動せざるを得なくなる。 
 
*近年イスラエルはパレスティナとの攻防が激しくテロが盛んに起こっているので、観光客は少ない。バス停などでは、ちょっとした間でも
  荷物を置いておくなどという、どうという事のない行為が兵隊達を緊張させ、注意を受ける事がある。
*しかし、今までなら巡礼者達が列をなしていた聖墳墓教会などもすんなり入れるという利点もある。が、旧市街のお土産屋は手持ち無沙汰だ。
*旧市街と云えば、他の中東諸国と明らかに違うのは、エルサレムではトイレがきれい。迷路状の旧市街の中にもちゃんと清潔なトイレがあり、
  旧市街巡りは快適だ。
   
 ダマスカス門 イスラム地区につながっている   ダマスカス門を入った所、いつも人が多い    ダマスカス門内のスーク 何でも揃う    

  アラブ地区の町並み                   
ダマスカス門からは、旧市街のアラブ地区につながっている。この辺は安いインターネ
ットなどもあり便利。食べ物屋も安岩のドームへの通路くて美味しいものが揃っている。但し、人通りが少な
い時は子供に注意。あどけない笑顔の子供がいきなり後ろから空きビンを投げてきたりというとても危ない話も聞く。
ダマスカス門からアラブ地区を抜けると、嘆きの壁に出る。この辺りは急に、店の雰囲気がおしゃれでインテリアの素敵なカフェが並んでいる。ここからはユダヤ地区になり、当然、物価も高め。
嘆きの壁は向かって左が男性、右は女性と別けられている。壁への入り口も別。女性側の端、壁の右の端には祈りのために区切られた部屋がある。外に付けられた階段を上ると、年配の人達が一心に祈っていた。しかし、ここは敬虔な祈りの場なので、ツーリストは遠慮した方がベターと感じた。
壁の左手には上の岩のドームへの階段があるが、通行不可。
岩のドームへは、壁からアラブ地区へ少し戻った所に両側に土産物屋が並んだドームへの通路がある。しかし、監視人がいて、宗教をチェックしており、ムスレム以外は入れなかった。
再度ユダヤ、パレスティナの対立が激しくなる前は自由に行き来が出来たようだ。
       



 壁には入れ替わり立ち代り人々が祈りに来ている 
中には、おいおい泣いている人もいるが祈りが終わると明るい笑顔 それにしても、異教徒から見ると壁にすがって泣き祈ると云うのは、結構奇異に見える


            
     聖墳墓教会の入り口。イエスが十字架に掛けられたゴルゴタの丘に建てられて教会と云われている。中にはいくつもの
      チャペルがあり、それぞれの宗派が管理している。ローマ・カソリック始め、アルメニア、コプト、ギリシャ正教。教会内では、
      それぞれ、聖職者が香炉を振り回しながら、教会内を練り歩いている。イエスの墓所とされる所は低いアーチをくぐって入るが、
      人でいっぱいだ。狭い空間は何人もは入れない。ブルーのスカーフを頭に被っている女性が接吻しているのは、
      イエスの十字架が立てられたとされている石だ。
         

キリスト教徒なら、一生に一度は訪れたいであろう場所。
しかし、ツーリストにとっては、華美な装飾、咽るほどの香、ススを出し続けるロウソクを
並べた祭壇など、居心地のいい場所とは云いかねる。教会自体、重苦しい威圧感に満ち
薄暗い内部は神秘的と言うより、得体の知れない感じがした。
                                  






       
 キリスト教徒地区          この新市街のピザレストランは、ほんの数日前自爆   ダマスカス門の外にあるバスターミナル
                        テロにより若者ばかり20人以上が犠牲になった。
  
イスラエルへ陸路入りし、空路アウトというのが一番厳しいチェックを受けるケースになる。敢えて、どんなチェックなのか知りたくて、この方法にしてみた。なる程、ヨルダンのキング・フセイン橋より入国時に受けた質問、荷物のチェックは40分も掛かった。中年以上の女一人旅はイスラエルにとっては、怪しい事この上なかったのだろう。タクシーの相乗りを約束した数人には、さんざん待たせて迷惑をかけてしまった。情勢が穏やかな時なら、国境から市内へのバスがあるのだが、テロが激しくあちこちで爆破が起きているため定期バスは運行していなかった。タクシーはユダヤナンバープレートゆえ、エリコを避けて遠回りしてイエルサレムに入る。A地区に行く時にはアラブ・ナンバーの車がいいとか、B地区ならユダヤ・ナンバーが安全とかを考える必要がある。
市内のバスには銃の安全装置を外した兵士が最後に乗り込んでくる。そして、鋭い目つきで車内をチェックする様子には、軽い冗談などとんでもなく、挨拶すら交わす雰囲気はない。自爆テロをするパレスティナ側は、イスラエルのチェックが厳しくなり、成功の確率が低くなっている事から、最近では赤ちゃんの体に爆弾を巻きつけて若い母親が抱いてバスに乗って来たと言う。テロをする方も、防ぐ側も日本からでは及びもつかない張り詰めた状態だ。
アウトのベングリオン空港でも、聞いていた通りの厳しいチェックだった。CanonIxyの電池を取り出せとか。別室で、ボディーチェックやまたしても質問攻め。
他には、電池がからむものが無かったのでよかったが。そんなやり取りをしていると、なんと“全員空港建物から速やかに出ろ!”と云われ、人の波が押し寄せてくた。皆、すごい形相だ。しばらくして、解除されたが、こんな騒ぎは日常茶飯事なのだろう。結局、Paris行きには一番最後に乗る事ができた。