韓 国


 




    





          


5.21〜28 2003
     ソウル慶州釜山ソウル  10韓国ウォン→¥1 (7.4 2004現在)        

板門店軍事境界線ツアー
 (DMZ 70,000ウォン、要パスポート)

韓国へ旅するなら、DMZを外す訳にはいかない。
しかし、このDMZが、少々ややこしいのである。
韓国へは普通格安の10日Fixなどで出掛ける人が多いが、
DMZが観光客に開放されている日がうまく噛み合わなければ
ならない。そもそも土日には開催されておらず、その他にも
月の内5日程度が訓練その他の理由で、観光中止になってしまう。
それ以外にも、理由が説明されず中止もあり、DMZへのタイミングは
かなり微妙という事になる。

*DMZへの観光は個人では出来ず、ツアー参加のみ。
KIS.KOREA免税プラザで扱っている。前日までの予約が必要。
勿論、満員になれば締め切られてしまう。
*このツアーは単なるツアーと違い、多岐にわたる注意が要求される。
  服装、始め、軽はずみな言動、態度などに細かく注意を受ける。
  特に板門店の軍事停戦委員会会議場では、もし不注意な行動が北朝鮮に対して
  侮辱、挑発行為と判断された場合、即実力行使となってしまっても誰にも助けて
  もらえない可能性がある。とにかく、経験した事のない過度の緊張を味わった。

            

  
この日、北朝鮮側で死んだ(理由は分からず)兵士の遺体が韓国側へ返される引渡しがあった。
   観光は、急遽取りやめになるかもしれないと了承させられたが、遺体の引渡し後、停戦委員会会議場へ入る事ができた。


                    
右から一軒目と二軒目の水色の建物の間から遺体が返されてきた 兵士の後ろが北へのドア。もし兵士の後ろに立てば、北への亡命とみなされる この中央の線が軍事境界線。なぜかここでは撮った全ての写真がボケた。後ろが北朝鮮軍部のビル

 
韓国及び米の軍施設。旗の後ろからはもう地雷原。 皮肉な事に、全くの自然が残る非武装地帯 兵士が立っている所は境界線。度々撃ち合いおこるという、映画JSAそのままだ。  
  都羅山の南侵第3トンネル
    
DMZ地下75メーターに、北から掘りられて来たトンネルが発見された。発見されたトンネルは計4本だが、
      20本確認されているとも云う。


    
列車、ソウル駅→臨津江 1300ウォン
                  (ガイドブックには新村駅よりと書いてあるが、始発のソウル駅の方が乗りやすい)
 
    トンネルツアー  8,700ウォン、要パスポート (板門店ツアーと違い地元民向けなので料金が安い)
                 トンネルツアーは北からの侵攻目的だったという性格上、ツアーでしか入れない。
                 臨津江駅でツアーの申し込みをやっているが、地元民向け。外国人は列車の進行方向へ進んだ所にある
                 観光案内所で申し込む。

 一見楽しい地底巡り、しかしトンネルは一触即発の現実だった この標識が実際に使われる日が来るのだろうか・・・ 採光が十分取られ、明るく快適な駅舎                    

  第3トンネルへは、トロッコで先頭の真っ暗な穴倉へ急な角度で下りて行く。地下75メーターは相当な深さだ。
   トロッコには、下りに向かう向きで座ると迫力がある。
  
  地下は固い岩盤をダイナマイトで砕きながら、掘り進んだもの。3人横並び程の幅がある。トンネル内は1000分の3という
  緩やかな傾斜が付けられ、 水は北側へ流れ出るようになっている。このトンネルは北側へ300メーターほど進む事ができ、
  その先は4箇所で完全に破壊され、更にコンクリートで固められている。

  北へ最端の駅は都羅山駅。開通を想定し、開通式が出来るよう立派な駅舎が出来ている。  
  
  臨津江駅の標識は←ピョンヤン、→ソウルとなっている。  

  * 目覚しい経済発展や華々しいIT産業を誇る韓国だが、 北との分断の現実は思った以上に重苦しいものだった。      

        
       
       ソウル慶州釜山ソウル