マレーシアの
   半島部分
 2009年のラマダンは8月20日から。そのまさにラマダン狙いでマレーシアに行ってみた。昼間は食事がし難い、博物館などは早く閉まるなど・・・どうして
 わざわざラマダン時に?とは、旅友からの疑問だったが、実はラマダンは結構楽しい!街にはナイトマーケットのテントがずらっと並び、いろんな料理が
 売られ、ラマダンスペシャルのお菓子も大人気だ。それらは、もたもたしていると夕方の早い時間に売り切れてしまう。異教徒にはラマダンは30日も続く
 苦行と思われているが、モズレムの人達はなんだか楽しんでいるようにも見える。主婦は食事の支度をせず、ナイトマーケットで出来合いを買い、昼間
 食べられなかった分を日が暮れた7時頃の解禁と同時に一気に取り戻すごとくたっぷり食べる・・・それで、かえってラマダン太りになるそうな・・・
 モスクでは炊き出しがあり、飯入り野菜スープみたいなのがもらえた。匂いを嗅ごうとしたら、「今、食べたら駄目だ!!」とあわてて止められた・・・

 Malacca
 Singapore→JohorBahru S$2.4  40分 国境は、システム化されている。その上、日本人はとてもスムーズ
 JohorBahru→LarkinBusStation
Rm1,5  10分位 *国境に各方面行きバス停があり、自動的にLarkinへも行かれる
 JohorBahru(Larkin)→Malacca
Rm19 2時間
 Snny'sInn   Single Rm20 トイレ、シャワー共同(湯あり) キッチン可 網戸はあって無いようなもの・・・蚊が・・・
 Traveller'sLodge Single Rm20 トイレ、シャワー共同(湯あり) 居心地が良い。殆どが日本人でアジアに明るい常連が集まり情報満載。出られなくなる。
                                       通りの向かいが工事中で少々うるさかったが。


観光マラッカの中心に位置するのが
この教会。すぐそばマラッカ川の向
こう側が世界遺産の歴史地区チャイナ
タウン。ゆえに、ツーリストはまずここ
に集結して周辺を観光するようになる。
しかし、観光向けに用意された場所は
あまり面白くない。街の北にあるバス
ターミナル周辺はショッピングエリアに
なっていて雰囲気が違う。地元の人達
がラマダン開けに着る晴れ着などの
買い物に精を出していた。マレーシア
もA型インフルエンザが流行ってきた
のかマスクを掛けようキャンペーンで
マスクを着けさせられた・・・

 
チャイナタウンには古い街並
みが残されている。夕方には
あちこちの家の前で天国へ
送金する火が焚かれる。これ
は、毎日するのだろうか?
送金用の大量の天国通貨、
紙製豪華乗用車などなど。
風に巻かれて、火のついた
天国通貨があちこちに飛ん
で行ってしまう。回収を手伝
った。
 KL(KualaLumpur)
 Malacca→KualaLumpur Rm12.2  2時間 バスは、KLの何箇所かに停まってくれるが、安宿が集まるチャイナタウンが便利
  RedDragon ドミ Rm18 シャワー湯あり  *ドミが広い!!シングルベッドが、広いスペースにきれいに並んでいる。向かいの人とは近寄らないと
                             話せない程空いている。バスターミナルにも近い。因みに他のドミを4件見たがドミならここが最優。        

KLと云えばツインタワー。ツインタワー
の間にある架け橋に上がる事ができる。
周りには、高層がないので見晴らしが
良い。毎朝、8時に地下の入り口で切符
の配布が行われる。混んでいるときは
7時半に着いても間に合わない。しかし、
大勢の人が諦めて引き揚げた後追加
配布が行われるので、早まらずに粘り
強く待てばOK。日が暮れてからの
ツインタワーはとてもきれいだ。周りは
公園になっていて、移動しながら表情
を変えるタワーを眺める事ができる。
多少涼しくなる夜にはたくさんの人が
集まってくる。
ビルの1階には、高級ブランド
店が多い。地下と4階はフード
コート。特に、4階のフードコ
ートはビル周辺のレストランや
カフェより安くて気軽に楽しめ
る。最上階には映画館もあり、
因みにマレーシアでは一番
高かったがそれでも最新映画
が360円。新作公開も日本よ
りもだいぶ早いようだ。

 カード詐欺
 
 秀才君と別れ、ツインタワー前広場で噴水脇に座ると、中年女性が二人ニコニコ顔で近寄ってきた。娘が日本語を勉強していて話したがっていると。
 その女性、携帯で娘という女性を呼び出し話せと云う。電話の女性は家に来て欲しいと。怪しいなぁ・・と思ったが、小銭以外盗られるものもないし、
 マレーシア人の家をみるのもいいかと、その手に乗ってみる事にした。タクシーで行った先には、案の定娘はおらず、急におばあさんを病院に連れて
 行って留守だといい、女性の弟という男性が出てきて、カードを教えてあげるという。ギャンブルも金もうけも全然興味ないと云うと世間話になった。
 飲み物をくれたが、缶コーラが欲しいというと出してくれた。一方的にカードを始めたので、そんなに好きなら一人でやってくれと云い、引き時と思い
 駅まで送ってもらい帰ってきた。一般的なカード詐欺のプロセスでした!

バトゥ洞窟
ドミに泊まっている5人で
バトゥ洞窟へ行った。チャ
イナタウンの北の端に
バス乗り場がある。中は、
ヒンディ寺院になっている。
この272段の階段を上がる
と大きな空間がある。みや
げ屋やちょっとした飲み物
屋の前に3匹の大蛇を並べ
写真を撮らせたりしている
インド人街の裏手に屋台がた
くさん並んでいた。ラマダン
中は、こうした屋台があちこ
ちに出ていて、どこも盛況だ
惣菜が多く、ラマダン・スペ
シャルの菓子を買う人も多い
暑いのに、女性はスカーフを
被りA型インフルエンザの
ため更に大きなマスクをして
いる。
 CameronHighlands
 KualaLumpur→CameronHighlands  Rm35 4時間  *午前中発はもっと安いのもある。
 TwinPines GuestHouse Single Rm25 トイレ、湯シャワー共同(湯じゃないと無理!)  *シャワーはたくさんあり、湯はたっぷり勢い良く出る。
                                                     *レストラン?があり、22時まで食事を作ってくれる。
                                                     *
ブルネイからの常宿者がトレッキングなどに詳しく、
                                                      かつマメで毎晩手作りの夕食を御馳走になった。。

マラッカで会った洋子さんに
薦められ、キャメロンハイラン
ドに来た。標高があり、涼しい
というか肌寒い周辺の山肌に
は、紅茶が植えられ広大なTeaFirmになっている。眺め
の良いテラスでその農場を
見ながらそこで出来た紅茶
が飲めるようになっている。
敷地内にある工場からは
香ばしい香りが漂ってくる
キャメロンハイランドから山を越えて分水嶺の東側に出るとジャングルに咲くラフレシアを観る事が出来る。しかし、その場所を知っている村人と繋がっている旅行社を見つけないと神秘の花ラフレシアには会えない。ラウンドローバーで道なき悪路をジャングルに分け入り更に徒歩で泥だらけになって進んだ先に3つの巨大な花がひっそりと咲いていた。
街からあちこちにトレッキング・ルートが伸びていて、そこは不思議な事に熱帯のジャングルだ。宿のブルネイ人に教えてもらったルート1番は隣のブリンチャンから始まり、2000メーターあまりのGunungBrinchangまで続いている。トレッキングというよりジャングル・サバイバルのようだった。へとへとになってたどり着いた頂上からは街が一望に見渡せた。
ビレッジの子供たち。ここの人々は、ジャングルに咲くラフレシアへ観光客を案内するして生計を立てているという。村にある大木にはたくさんのドリアンがぶら下がっていた。子供達は、毎日のように来る観光客に慣れないのか、恥ずかしそうに逃げ回る。
 Georgetown(Penang)
 CameronHighlands→Butterworth (Georgetownの対岸)  Rm33 Ipoh乗換 
 BananaGuestHouse Single Rm18 (窓無し、トイレ、シャワー共同) *バーあり、ホワイトコーヒー Rm3
                                           Net予約した方がいいかも。扇風機をかけっぱなしにしておくと洗濯がよく乾く。
                                           タオルはディポジットを払うと貸してくれる。タオルを返せばお金は返金される。

バスは、Butterworthに着き、そこからフェリーで対岸のペナン島、ジョージタウンに渡る。フェリー代は行きにを払えば帰りは不要だ。ジョージタウンは圧倒的に漢民族の街。いきなりダァ〜っと漢字の看板が並ぶ。島と云ってもかなり大きくジョージタウンの街を回るだけで2,3日はかかってしまう。 ジョージタウンから西の海岸に夜になると店が開く屋台街ガーニーがある。バスを降りてワンブロック歩き、ガーニー・プラザショッピングセンターを抜けた海岸沿いに並んでいる。ウォンタンミーとサテ、豆腐花と食べ歩き。その他海鮮が人気だが、料理が熱いと食べるのは苦行になってくる。
 KotaBharu
 Georgetown(対岸のButterworth)→KotaBharu  Rm40
 KBbackpakker Single Rm28 トイレ、シャワー共同 *街の中心にありどこへ行くのにも便利

中央市場の主役は女性達。店を取り仕切るのも買い物にやって来るのもみな女性達。山になっているのはウミガメの卵。保護されているはずなのだが。まぁ、捕っても、あちこちの海岸や島には一年中たくさんの亀が産卵に上がって来るらしい。手前は生、奥の水に浸かっているのはゆで卵。 市場は、野菜、果物、魚、肉、雑貨、衣類、履物などに分かれている。その他にも、外の路上に果物などを並べたくさんの店が出ていて品物は豊富だ。24時間営業のマクドナルドもラマダン中は15時オープンだが、ここは日曜日も朝から開くので便利。
 PualuPerhentian
 KotaBharu→KualaBesut   Rm10
 KualaBesut⇔PualuPerhentian LongBeach Rm70 入島税 Rm5
 LongBeachChalets Double Rm40 トイレ、シャワー込  *ButterflyBeachへ抜けるジャングル道を入った所にある。
                                     リゾートなのでどうしても高くなる中では安い宿だが、オーナーのネパリーに癖がある・・・
 ダイビング 相場は2ダイブ Rm120、シュノーケリング半日 Rm30 *海の状態は素晴らしい! 
        
 この島はなかなかの人気で、CameronnHighlandやKotaBharuからダイレクト送迎がある。ボートのRm70は定価なので送迎が便利だ。宿は、ネットで
 予約しておく手があるが結構高い。現地では、ちょっとばかりジャングルに入るが、地の利のハンディーゆえ納得のいく値段の宿が得られたりする。
 マレーシアと言えば、ランカウイやディオマン島が有名だが、海は今一になってしまっている。その点、このプルフンティエンにはまだまだ素晴らしい
 美しい海が残されている。コーラル・ガーデンなどは、ブルーや紫のシャコガイ、テーブルサンゴ、ウチワなどが密生している。スキューバ・ダイビングを
 すれば、バラクーダの群れが銀色の刀のようにキラキラと輝き動くでもなくじっと横にいてくれる。運が良ければ、サメがたくさん横切って行ったりする。
 この日は、1匹だけ底の方を泳いでいた。ウミガメも多く、産卵期には海岸にたくさん上がって来るそうだ。
 ジャングルを入った所の少し安めの宿にしたお陰でオオトカゲが庭を我が物顔で歩いているのを見かけた。この後、クアラトレンガヌでも見かけたが、
 元々野生で、人のテリトリーとジャングルを行き来して生息しているらしい。かつて食肉用に乱獲されたせいか、性格は臆病で俊敏に逃げてしまう。
 島は、いたってのどかだ。夜でも海に入る人がいたり、海岸には昼間はシュノーケリング・レンタルだった店がレストランに変わってタイマツが並ぶ。
 *島には、小さな食糧、雑貨を売る店があるがどうしても割高だ。居る間分の水やスナック、バナナなどを持っていくといい。
 
 KualaTerengganu
 KualaBesut→kualaTerengganu Rm10.8
 PingAnchorageTravekkersInn 3人部屋 Rm45 トイレ、シャワー共同 (これしか空いていなかった) *壁一面窓の快適な部屋だったので、
                                             取りあえず大量の洗濯をした。屋上にレストランが併設されているが
                                             高くてしょぼい・・・

クアラトレンガヌは殆どがモスレム。そのため、昼御飯にはあり付けない・・・バスターミナルで売っているスナックでしのいだ。ナイトマーケットのテントの中では、美味しそうな惣菜がいろいろ売られているが、それらは買って帰って解禁の時間後に食べるもの。コンビニで飲み物を買ったが、結局宿に帰って部屋で飲むしかなかった・・・可愛い制服の女学生 テントで売られている、ラマダンスペシャルのお菓子。どれもとても甘い。アルコールを飲まない人達は甘いものがすごく好きだ。5,6種類の菓子を選ぶのが平均的な買い方で結構な量になるのに全部で5Rmと、とても安い。昼間食べなくても、一気にたっぷりのお菓子まで平らげてるがラマダン太りの所以だ。
 RantauAbang
 KualaTerengganu→RantauAbang Rm5
 Awang's Double Rm25 トイレ、水シャワー込    *宿は開いているのだが、誰もいない事が多い。道路の筋向いにある豪華な屋敷が
                                 オーナーの家なので、宿に人がいなければ迷わず声を掛けよう!
 
バスの運転手に、再三
RantauAbangにはちゃんと宿があるかを確認してバスを降りた。すると、いきなり目の前の電線にに大きな鳥がとまっていた。それは、宿Awang’sの飼い猫?で、宿の周りを散歩中。飽きるとちゃんと自分の小屋に帰り、自分でドアを開けて中に入る。
Awang’sの前は長ーいビーチで貸し切り状態。きれいな貝がいくらでも落ちている。ここは、ウミガメが産卵に上がって来る事で知られていたが、今は沖合に網を張っているので亀がそこに絡まり溺れてしまうんだ・・・と、Awangで会ったポーランド人、Jurekが話していた。彼は、まるでロビンソンクルーソーのような姿で10日もここに泊まっていた。
Awang'sから少し南へ行くと漁師達の舟溜まりがある。毎朝沖合に漁に出て昼前に帰ってくる。Jurekの話では、毎日大漁とかで、この日も舟には魚が満載されていた。漁師も嬉しそうに舟から上がって来る。魚は皆が手分けして小屋に運び計量して市場への軽トラに積み込む。手伝った近所の子供達には持てるだけの魚が渡された。 どんなにのどが渇いても漁師たちは水一杯飲まずに作業する。夜にならないと何も食べられないのは小さな村に滞在する旅行者も一緒だ。Jurekが、青いココナッツを拾ってきて鉈を駆使してなんとか半分つづ実を食べるところまでこぎ付けた。それでも空腹は満たされず。宿に生っていた熟れたパパイヤを剥いてくれた宿のオーナーに感謝感謝
 Kuantan
 RantauAbang→Dungun→   Awang'sのオーナーがDungunまで送ってくれた
  Dungun→Kuantan
Rm11
  Hotel Makmur Rm28 Single トイレ、水浴び(汲み置きの水を被る式) *宿のおばさんが常にカウンターにいてセキュリティーは良い。


東海岸沿いの街には、圧倒的にモスレムが占めているが、クアンタンは中華系もインド系も結構多い。堂々と、昼食を食べる人がいるのはほっとさせられる。街の中心にある美しいモスクはクアンタンの誇りだ。モスク前は広いサッカー場でその横にはたくさんのテントに総菜屋が出ていた。その先には川があり、川沿いの遊歩道は夕方から賑わう。 これは、別にシャッター通りではない。ラマダンなので昼間は店が閉まっている。ところが、夕方からは一斉に店が開き、あれっと思うほど華やかになる。バスターミナル周辺には巨大なナイトマーケットが出来ていた。3軒ほど、リサイクル衣類がずらっとハンガーに掛って売られているのがあったが、なんと全て日本からの古着?男性用作業着には社名が付いたまま
 Mersing
 Kuantan→Mersing Rm16.3
 O,mar's Rm35 Twin 朝食付き、トイレ、シャワー共同 *もう一軒の安宿が閉鎖してしまい、現在安宿はこの一軒のみ。感じは悪くないが高い。


夜、ミルクコーヒーを飲んでいたら大きな蝶が飛んできた。??でも蝶は夜飛ばないし・・・とまる時は羽を合わせる。これは、蛾なのかも知れない。見事な大きさにしばし見とれた。
             

1Rm →約27円 2009年8,9月