カンクン  Rosas7 ドミ N$90 簡単な朝食付き、トイレットペーパー2ペソ バス・ターミナルに近い。メキシコは勿論、中米周辺、
    Cancun                    キューバの情報多。
   
青い空と青い海が美しいカンクンのホテルゾーンには10キロ以上にもわたって高級ホテルが連なっている。ホテルは、オールインクルーシブが多く、チェックインすれば中のレストラン、バーなど全て込で自由に使える。目の前がカリブ海なのにホテルのプールに浸かっているゲスト???周辺には、ショッピングセンターや娯楽施設が多く並んでいる。 ホテルの前は、明るいブルーのカリブ海。何年か前の大きな台風でビーチの砂が大量に流されてしまったとか。そのため、むき出しの岩が転がり足場が悪い。裸足だと足に怪我をしそうだ。巨大ホテルと海までの間にほん少しの陸地を歩けるが、海が迫ってホテルのテリトィーに紛れ込まざるを得ない個所も・・・
 カンクンでは、主にキューバの情報とメキシコ東部への足がかり。そして、一番の楽しみはメキシコ独特の大グラスで飲める本場マルガリータと
 ピニャコラーダ!Rosas7で知り合ったMちゃんに連れて行ってもらったMexicanParrillaのは旨かった!!どうして東京にはあの味が無いのだろうか・・・
  ビジャエルモッサ  カンクン→ビジャエルモッサ ADO夜行N$736 
   Villahermosa 
ラベンタ遺跡公園 N$40
ターミナルから2〜300メーター先のCortiness通りにコンビ多数。公園内は私物が持ち込めず、入口の荷物預かりに預けるようになっている。
オルメカの事は未だ殆どわかっていない。スペインが来る前の先住民とも程遠い顔立ちだ。巨石で頭部のみを作り、ヘルメットを被っているのが特異性だ。3,4000年前のものと言われている。
メキシコは、地方都市といえども結構大きい。ビジャエルモッサはタバスコ州にあり、熱帯のムーとした気候だ。ツーリストにはあまりポピュラーではない街だが、オルメカの巨頭像がある事で知られている。夜行で着いて、バッグをバスターミナルに預け、公園へ行った。発掘現場ではないので今一だが、130キロ先のジャングルまで行かないで済むのは優。
繁華街ソナ・ルスにはタコス屋が並んでいる。野菜、牛、豚などから中に入れるものを選べる。タコス一個はN$3で20円。これを3個も食べ、次のフルーツ屋へ。トロピカル・フルーツと言っても、扱いは日本の玉ねぎ程度。安い、甘くて美味しい、でかくてたっぷり。 高校生から小学生まで、学校が引けると直行するのが、甘味屋。アイスクリーム、パフェ、ケーキ、クレープなどなど。親が車で迎えに来ているので歩く子は少し。セキュリティー上仕方がないらしい。ただでさえ、ふっくらしている子供達は、通学によって更に体重が増えていくメカニズムだ。
  パレンケ  ビジャエルモッサ→パケンケ N$102 
   Palenque          ポーサダ Kushul-ha 120ペソ Single シャワー、トイレ付 *観光客が多く集まるパレンけでは格段に安い!
パレンケ N$51  コンビ N$10
パレンケの街からは、早朝からコンビがたくさん出ている。地元の人達の多くがパレンケへ通勤している。遺跡は広大な地域に散らばっている。コンビは公園のゲートを入り更に数キロ進んだ所の入口まで行く。見学できる地域は大きなコンプレックスの他に密林の中の3ヵ所。
頭蓋骨の神殿と碑文の神殿の間の神殿の中は墓になっている。石棺の中は高価な朱で塗られていて、色がよく残っている。墓は見られる範囲で3つ。誰のものか分からない。碑文の神殿の地下から発掘されたパカル王の墓と言われるものも実は誰のものかは特定できていない。本物は今でも神殿の地下にあり、博物館では精巧なレプリカが見られる。 広いパレンケ内には、地元の人達が土産物屋を出している。インディオの性格なのかあまりしつこく売り込みをしてこないので、ゆっくり見る事ができる。家族総出で来ているのか、ピクニックのように皆が集まって昼食をしたり楽しそうだ。
  ヤシュチラン ツアーN$950 NaChanKan 01-916-345-21-54,55 ターミナル横と中央公園、北東の角にある。
    Yaxchilan                     ヤシュチラン、ボナンパク、ラカンハで一泊、2朝食、2昼食、夕食、ジャングルトレッキング込
                     ヤシュチランとボナンパクの2か所を巡るツアーがたくさんある。個人では、足が無い事と、国境周辺の治安の
                     問題がある。帰りが暗くなる冬場はツアーが行われないことも多いとか。チアパス州はバス強盗がよく起きている。
 グアテマラとの国境の川RioUsumacintaを1時間ほど下ると、密林の中に石組みの神殿が現れる。RioUsumacintaで気になったのは、両岸が随分と
 削られてきている事だ。大木の根がむき出しになってしまっていたり、既に倒れてしまって川に浸かっている木も多い。そのすぐ上にあるヤシュチラン
 遺跡は大丈夫なのだろうか・・・
 中米とアジアには、似た景色が多い。RioUsumcintaとメコン川の人々の暮らしぶりもとても似ているように思える。ボートの形、川辺で土産を売る
 子供達。川魚を捕る男達
 ヤシュチランは、密林の中に静かに眠っているかのような遺跡だ。入口で、入場者数を登録する。中に散ってしまうと、人よりサルや鳥の声の方が
 響いてくる。ここは、マヤ文字解読の鍵になった事で有名。王妃が自分の舌に開けた穴に荒縄を通す放血の儀のレリーフで有名だが、現物は
 大英博物館。
  ボナンパク  1994年のナショナルジオグラフィックにボナンパクの青い壁画が特集された。当時、密林の奥に発見されたマヤ遺跡に
   Bonampak           観光客が行くのは一般的ではなかったが、今はパレンケからのツアーで行く事ができる。
 
 グアテマラとの国境近く、ラカンドン族のテリトリー内、密林にある遺跡。ボナンパク遺跡は全体の10%程度しか発掘が進んでいないそうだ。神殿階段
 部分の中段右手に3つの入口がある建物があり、その内側全体に壁画が描かれている。ChanMuanII世に謁見する貴族達。捕虜の拷問、生贄。
 ChanMuanIIの勝利。王族の女性たちの放血の儀も描かれている。神殿階段中断の左にある小さな建物には当時の屋根が残っていて興味深い。
  ラカンハ ラカンドン族の村ラカンハで一泊。ラカンドン族の人達は男女共に髪の毛を切らず、ボサーっと伸ばしている。両横を縫った
               白い四角い袋状の木綿が彼らの民族衣装だが、普段は皆ジーンズにTシャツ。 
 グアテマラとの国境近くにマヤの末裔ラカンドン族の人達が住んでいる。村には学校、教会、日用品、食料品の店があり、インターネット・カフェも
 ある。密林を歩く旅行者のため、宿泊施設を経営しているファミリーが何件もある。密林へ入るにはラカンドン族のガイド無しでは無理だ。ほんの少し
 歩いただけで、もうどっちを向いているのかもわからなくなってしまう。ラカンドンの青年チャンキンが密林を案内してくれた。彼は、裸足なので全く足音
 がしない。ラカンハ川にはただ丸太が渡してあるだけ・・・勿論、チャンキンは簡単に渡っていく。デジカメをチャンキンに渡し、裸足になって足の裏を
 丸太に吸いつかせるようにしてやっと渡った。3時間くらい歩いただろうか、密林の中にマヤの神殿が現れた。ピラミッドの頂上部分にある神殿だ。
 ピラミッドの階段状部分は熱帯の木々に覆われてしまっている。しかし、考えてみると熱帯雨林に小山状の地形があれば人工物と疑ってみるべきかも
 しれない。この名も知れないマヤの神殿も周りにはいくつかの建物があり、結構広大な面積に広がっているようだ。
 
  サンクリストバル  パレンケ→サンクリストバル N$80 5時間 2等バスのAXSAに乗ったら、早朝4時前に着いた・・・
   SanCristobal de Las Casas         民宿 N$100 ソカロから東へ5分。2部屋続き、片面総ガラス張りで広い、きれい、静か、スーパー快適。
                                      シャワールームも完璧。 
                           カサカサ 日本人宿 http://www.geocities.jp/sancristobal_casakasa/index.htm
 サンクリストバルはコロニアルの特徴である道路が升目になっているので歩きやすい。コンビもよく走っているが、街中はほとんど歩ける。周辺には
 いくつも少数民族の村があり、それら村からのインディオの女性や子供達が夜遅くまでお土産を売り歩いている。どうも、売れるまでは家に帰れない
 らしい・・・と聞いた。サンクリストバルには、宝飾屋あたくさん並んでいる。コハクとひすいが名産だ。コハクは日本では、かなり高く売られているが、
 ここでは約10分の一。虫入りになると希少価値で高い。
  チャムラ サンクリストバル周辺には先住民の村が点在していて、チャムラは毎日曜日に市が開かれる。
   Chamurla      ミニバス(コンビ)で20分 N$8 街の北にある市場の北に各地行きミニバスが発着場所あり。
      
 ツォツィル系先住民による市が日曜日早朝から午後まで開かれる。市は先住民達の楽しみであり、買い物、屋台での食事、情報交換などなど。
 皆、民族衣装で着飾ってくる。女性達は黒羊の毛で出来た羊毛地のスカートを巻き、男性は大きめの袖無しポンチョのようにして着る。女性たちの
 大きなマフラーは頭に乗せて日避けにし、また、たすき掛けにして買った物を背負う。ここでは、米(多分)で作った日本の甘酒みたいなものが飲める。
 アルコール分は無い。白色と黄色いものがあり、熱くて美味しくお腹の足しになる。N$3〜5 広場の端には教会があり、観光客が入るにはN$20
 払って村役場での手続きが必要。中は、針葉樹の葉が敷かれ、あちこちでロウソクが焚かれている。椅子はなく、家族がまとまって床に直に座る。
 ロウソク代?布施を払うと正面の祭壇に触れながら祈る事ができる。ちょっと他には無い雰囲気なのだが、写真撮影は禁止。また、長老達が独特の
 カラフルな民族衣装を着て集会を行うが、これも固く写真撮影禁止になっている。
  シナカンタン   サンクリストバルから30分の村。日曜日に市が開かれる。
   Zinacantan             ミニバス N$10 チャムラ、シナカンタン間にはミニバスが無いが、サンクリへ通じる街道で乗り継げる。
   
チャムラと同じ民族らしいが、着ている民族衣装が違う。スカートの色は同じ黒だがシナカンタンは布製。ウイピルと呼ばれる女性用のブラウスも、シナカンタンでは紫色で総手刺繍が施されている。男性も総刺繍のジャケットを着ているが、母親か奥さんが刺繍したものとか。ここの市には、刺繍用のカラフルな糸がたくさん揃っている。
             

メキシコ東部


 メキシコ東部は、密林に眠るマヤ遺跡の宝庫だ。
 奇怪なマヤ文字もかなり解読が進み、神秘の
 都市国家のベールが少しづつ剥がされてきている。


 3回目のメキシコ。今回はマヤ遺跡とインディオの市が
 目的で東部のみを歩いた。2週間弱滞在のキューバと
 比べあらためてスーパーに並ぶ品物の豊かさに驚く。