与那国島 石垣島⇔与那国島 アクセス 飛行機、船jは週二回                         
               ダイビングショップ 宿は祖納、久部良、比川 2食付き4,500円〜 素泊まり3,000円(たくさんある)
 

与那国島は、チリのイースター島によく似ている。島の周囲が断崖絶壁。高い木が無い。海は深い青で吸い込まれそうに澄んでいる。今回、遅れ気味の梅雨入りと同時になってしまったが、旅の最初と最後に雨に降られた以外は終始曇りがちで時々晴れ間の天気。それなのに、随分と日に焼けて真っ黒になってしまった。
与那国島は日本とは云っても、距離的には台湾の方に近い。飛行機は毎日便があるが船は石垣島から週に2回だけ。ミルク、果物など生鮮品はその船に頼っているためかなり高い。島民には離島割引があるが、妊婦の定期検診などはわざわざ石垣島へ行かなくてはならないそうだ。絶海の孤島、美しさは抜群だが島の人達の生活は大変だ。
ダイバー憧れの与那国島だが、ダイビングは結構きつい。日本最西端、西崎は常に流れがある事から大物狙いが出来る。冬はハンマーヘッドのポイントとして有名だが、この日はメジロザメがいた。大きなイソマグロも回遊していて豪快だ。ダイバーはテーブル状の南の根の上に乗り、流されないようにしっかりと岩を掴んで大物を眺める事ができる。
波、潮流共にコンディションが難しい海底遺跡には、3日目に潜る事が出来てラッキーだった。特にメインテラス付近に流れがあり、掴みどころのない平らな石に指を立てながら移動するのは緊張する。透明度は素晴らしく良いが巨大な遺跡の全容を見る事は不可能。大きな石に、直線にくさびが打ち込まれたような穴が等間隔に並ぶ。また、何か所も垂直に交わる完璧な面で出来たステップを見ていると、これが建造物以外の何だと云うのだろうか。
波照間島 石垣島⇔波照間 アクセス 飛行機及び高速船 宿 素泊まり2,500円〜(ゴールデンウィーク、夏は要予約)
                民宿、勝連荘 0980-85-8154 *超アナログ宿 おじいとリュウセイ氏のキャラで既に元が取れます。      
                島には、自発的道徳的行動推進委員長がいて見回っています。島内は水着で歩くべからず!キャンプ禁止!
                その他、常に道徳的行動を取るべし!などなど・・・移住を考えている人ーー島民の目は厳しいよ〜
中央が多少高くなっているだけの平坦な日本最南端、波照間島は、とてもじゃないが東京と同じ時間が流れているとは思えないのどかさだ。石垣島との間を定期船が日に3便往復している。島には、食堂が3,4軒とミニスーパーがこれも3,4軒。土産物屋が数件とかき氷屋が1軒ある。ゲストハウス、ナミのおばさんは毎日新鮮な豆腐を作り、朝上がったカツオやイソマグロをさしみにして売っている。そのゆし豆腐は予約をしないと買いそびれてしまうほどの人気だ。海水を使っているので、自然の塩味が付いていて美味しい。
集落は、台風の被害を避けて島の中央部に固まっている。サンゴ礁からの石を積み重ねた石垣と防風林に囲まれて、沖縄独特の赤瓦の家が多く残されている。集落の周りの土地は、殆どがサトウキビ畑になっている。島にある唯一の工場は砂糖精製工場だ。島の人達が汚くなってしまったという海は、訪問者にはこの上なく美しくて、至る所でたくさんの熱帯魚達がみられる。
小さな根のイソギンチャクには必ずと云っていいほどカクレクマノミとミツボシクロスズメダイがいる。ハマクマノミ、ルリスズメダイ、デバスズメダイ、トゲチョウチョウウオ、ヤガラ、モンガラハギ、ムラサメモンガラ、ダンダラトラギス、ハコフグ、ブダイ、ツノダシ、ゴンズイなどなどカラフルな魚達がサンゴの周りにいっぱいだ。朝から午後に掛けて潮が引きリーフの頭が水面に出てくる。そのリーフの淵の外側は海底が真っ白な砂になっていてとても明るくたくさん種類の魚が見られる。グルクンも群れている。しかし、ゴマモンガラがいたのにはびっくり。気付かれないようにそっと離れた。
石垣島 去年まで就航していた泊港⇔石垣島は廃止 宿(ゲストハウス) (一泊1000円からたくさんある)
             月桃屋 ゲストに対するもてなしの気持ちが行き届いていると思います。
 
ハーリーの前日には闘牛がある。800キロもの巨体がぶつかり合うのはすごい迫力だ。必ずしも大きい方が強いわけではなく100キロも少ない方が勝ったりする。大関同士の一番では、片方が他方の腹の下に頭を入れその巨体を首で持ち上げた。持ち上げられた方は腹に角で穴が開いてしまった・・・翌日のハーリーは、朝一から始まるが町長などの挨拶が長い。挨拶の後は、地元小中学生の沖縄民族舞踊でハーリーを盛り上げる。ハーリー、第一レースはいきなり2400メーターのメインレースだ。一週間前の練習中に沖縄そばを御馳走になった西組を応援していたら、見事一位になりなんと3年連続の優勝だった。
                                  
沖縄八重山諸島

2009.5.18〜27