フィリピン

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2009年11月

マイレージ有効活用のため、21日間簡単ビザで
フィリピンへ。バスより安い飛行機使って、21日間で
どこまで行かれるのか、取り敢えず、知人お薦めの
パラワン島からスタートしました。

Manila
ノースウエストの到着は22時頃。適当に安宿を見つけるにはエルミタが良いかなぁと、空港第一ターミナルからジプニーを3回乗り継いでエルミタへ。 P7x3→21ペソ
ロハス通りを走るジプニーをペドロヒルで降りてマニラ通りの方へ。11時になっていたので、最初に見つけたサントスペンションにした。

サントスペンション  ツイン(エアコン) P850 トイレ、水シャワー、タオル、トイレットペーパー *エアコンといっても、普通のエアコンを想像してはいけない。
                             日本では、もう見かけるのは無理の骨董的シロモノ。一応涼しくはなるが、チェーンソーで追いかけられる夢をみそうな
                             音がする。もっと安いファンの部屋でも良かったが、マニラの土曜と云えばカラオケ大会オンパレードのため、奥の
                             比較的静かな所にした・・
カバヤンホテル   ドミ (6人部屋)  P610 完全エアコン、テレビ、湯シャワー、トイレ(部屋内) 朝食、昼食付き。*ホテル内のインターネットは高い。
                             *LRT Edsa駅の真前。スーパー、ショッピングセンターが前のビル内。
Manila・International Youth.Hostel       
            ドミ (12人部屋) P250 ファン、水シャワー 飲料水あり、朝食、昼食(別料金で可)
                             *空港に近い。ドメスティックなら歩いても行かれる。*すぐ近くのQuilno通りにはパン屋が6軒。朝、焼きたてが買える。
                             パッカーが集まるので情報多。*夕方になるとバロット(雛ゆで卵)売りのおじさんがよく来る。 

マニラの朝は、通勤、通学ラッシュで始まる。LRT乗車には長ーい人の列ができ、ゆっくりしか進まない。ジプニーに乗る人も多く、次から次から来るが、廃棄ガス規制は全くされていないようで、毒ガスのような黒煙を出して走っている。更に、道路を埋め尽くす程、車が溢れ、市内移動にはひどく時間がかかる。そんなジプニーに乗っていると、髪の毛は重油幕がついたようになってしまう。しかし、人々はいたって親切で、車内の誰かに行きたい所を伝えておくと、必ずお世話してもらえるので、間違えたり乗り過ごしたりしないで済むのが嬉しい 日中は、茹だるように暑い。パサイ地区のエアポート通りからバクラランに掛けては雑貨、果物、衣料品などの店がぎっしりと連なっている。店の前にはまた別の人が露店を出してしまっているので本来の店が見えなかったりする。更に、手に持てるだけの品物を持ち売り歩いている人が行き通い、どう見ても売る側ばかりが過剰気味だ。因みにTシャツはP100(200円)位からあり、パンはP5(10円)でホワホワが買える。マンゴを買う時にP100(200円)を出したりすると、こんな高額紙幣だとお釣りが無いと迷惑がられる事もしばしばだ。
銀行前ばかりではなく、ちょっとした店の前には銃を持ったガードマンが立っている。ここは、警察の前。二人の警官はライフルを持ちニコニコと写真に応じてくれた。フィリピンでは、誰でも銃が持てるらしい。空港は、厳しく銃の持ち込みを禁止している(当り前なのだが・・・)。ここイントラムロス地区を囲む要塞の外側にゴルフコースがあり、その金網越しの外側に物乞いが住んでいる。知らずにこの近辺を歩くと、近寄って来て金品をねだる。さっさと、通り過ぎると大声で罵倒してくる。物乞いはパワフルで危ない・・・ エルミタの端にあるアメリカ大使館へ行く用事があった。なんと、朝7時半から開いているという。行ってみて分かったが、早くから大勢の人が押し寄せて並んでいる。ガードマンの人さばきは手早い。まず要件により、並ぶレーンが別れる。要件先を申請し、その窓口へ。身分証明を提示し、要件内容を詳しく訊かれる。指示されたドアの内側で持ち物検査、金属検査、ボディーチェック。そこで、持っていたデジカメを預けさせられる。本人確認のため、クレジットカードも渡した。やっと、建物内へ。っと、思いきや、ドアの向こう側で再度金属検査とボディーチェック。要件を書き込ませられる。この先、90度づつ5回進行方向が変わった。このゲートを抜けると、スナックスタンドとトイレ。しかし、ここから先はまたまた申請の書き込みと本人確認になるためのものを提示。すっかり、身ぐるみはがされた所でやっと目的のセクションへ行く事ができたが・・・ここの窓口で、再度要件を伝え相手へ管内通話後、面会達成までなんと1時間以上経過・・・
Elnido  パラワン島
 マニラ→エルニド  Island Transvoyager.Inc P6,750 1時間ちょっと。 プライベートエアーがエルニドへダイレクトに飛んでいる。セブパシフィックでプエルト・プリンセサへ行き、
                      バスでエルニドへ行けばトータルP2000位で行かれる。この高額のプライベートエアーのマニラ出発オフィースは、実に分かりにくい所にある。
                      アクセスはタクシーのみだが、ドライバーも場所を知らないのでやっかいだ・・・
                      28人乗りのセスナがマニラとの間を一日に1,2回往復している。
 Casa Buena Vista  P450 ダブル  ファン、タオル、トイレットペーパー、石鹸  トイレ、湯シャワー共同  コーヒー、紅茶、飲料水付き
                       ビーチに面している二階で中は最高にきれい。女性スタッフのサイキは感じが良くて可愛いが婚約者がいる。ハイシーズンはかなり高くなる。
 
公害と人に溢れたマニラから、セスナで1時間とちょっとばかりでなんとも美しいエルニドに着いた。ジャングルを切り開いた島の飛行場は未舗装と思いきや、なんと元の舗装がはげてしまったようだ。この飛行場からエルニド村までは7キロという。急がないので楽しみながら歩いていたら、地元のトライシクルが心配して半額で乗せてくれた。村までの道のりには、村人の小さな家が点在していて、村人がとぼとぼと歩いている。やっぱり、歩けばよかった。 エルニド村は、入り江にあり波が静かだ。白いビーチ沿いにシャレーやホテルが並んでいる。ビーチの西の端にあるブエナビスタという一軒家のようなカサに泊まった。バルコニーからは、エルニド独特の岩が聳える島々が見える。朝、ビーチに下りると、小さな美しい貝がたくさん転がっている。そして、夜は満天の星だ。
せっかくの美しい海なのに、海の中はサンゴの死骸が目立つ。それは、この辺り独特の爆薬を仕掛ける漁法が原因だ。今では禁止されているが、かつては盛んに行われたという。魚影は思った程濃くないが、ウミウシの種類と数は素晴らしい。一帯の岩は、このようにくびれた形になっているものが多い。白い砂と透き通る海に真っ青な空。小さなバンカーボートでポイントに向かうエルニドのダイビングは水中共々水上も思いっきり楽しめる。www.palawan-divers.org 日本人インストラクターのヨシさんがいる。
無人島には、オオトカゲが我が物顔で住んでいる。アイランド・ホッピングやダイビングで来る人達がピクニック・ランチをするおこぼれが狙いで、足音も立てずに、いきなりにゅーっと現れる。しかし、意外と臆病で近寄ろうとすると素早く逃げてしまう。かつては、よく食用にされたとか。今でも食べる人はいるんだろうなぁ・・・
水、土曜日の午前中、村の中心部で市が開かれ、トロピカルな海ならではのテングハギなどが並ぶ。他にも身体は真っ黒で眼だけが真っ赤なカニなど、始めて見るものも多い。バナナは一本1ペソ。豚肉が照り焼き風になっているのが島の人達には人気。 エルニド村から一本道を隣村まで歩いた。沿道に小、中、高校がある。行きかう学生達は一応に明るい。カメラを向けると、恥ずかしがるがワイワイ撮ってと集まって来る。
Saban   パラワン島
 エルニド→サン・バルシオンP600バンで5時間(内昼食休憩30分) バスは多少安いが、時間が掛る。ダートだが、時々舗装道路になる。これでもだいぶ良くなったそうだ。
 サン・バルシオン→サバン ジプニーP150 小さい村の住人を乗り下りさせながら2時間。ぎゅうぎゅうになると屋根の上も乗車可。
 Green Verde シングルP450 トイレ、シャワー付き、ファン、タオル、石鹸
 プエルト・プリンセサ地下河川国立公園(アンダーグラウンド・リバー) P200 *公園までは、港からバンカーボートが出ている。1ボートP700 待っていればすぐ誰かと
                     世界遺産                        シェアー出来る。または、ビーチ沿いに歩き、その先のジャングル・トレイルから行く方法もある。
   
エルニドからプエルト・プリンセサへ向かうバンを途中下車し、プエルトから来るジプニーに乗り換えてサバンへ行った。サバンは小さな村だが世界遺産のアンダーグラウンド・リバーがあるため、ビーチにはコテージが並ぶ。しかしこの村で、電気が使えるのは18時から22時までの4時間だけだ。22時以降は、遮るものが無く満天の星が天空を埋める。南十字星を訊いたが、あまりにもたくさんあってーーうぅーん、分からない… ツーリストの殆どは、プエルト・プリンセサからの日帰りなので、広ーいビーチは、地元の子供たちの占有遊び場だ。このビーチを右へずっと行くとジャングルになり、アンダーグラウンド・リバーまでのトレイル(1時間半位)が出来ている。途中、バングローブの林や無人ビーチなどがあり、美しい貝がらがたくさん落ちている。ヤドカリ達にはモダンハウスが選り取り見取りだ。子供達は、口笛を吹いてそんなヤドカリを貝から誘き出すのが上手い。
Puerto・Princesa パラワン島
 サバン→プエルト・プリンセサ ジプニー P200
 Duchess Pension House シングルP175 ファン  シャワー、トイレは共同 *まるで独房だが、泊まれない事はない。飲料水無料
                     ダブル P600 ファン  トイレ、シャワー室内 タオル、石鹸、トイレットペーパー *素晴らしく快適 飲料水無料
 
サバンからジプニーで2時間、パラワン島のキャピタル、プエルト・プリンセサへ。ここは、サバンとは違い街には何でもある。ここは街の真ん中に飛行場があり、マニラ、セブをつないでいる。そして細長いパラワンのほぼ中央に位置している。北には、エルニド、ロハス、サバンなどがあるが、南はほとんど観光化されていない。ドバイから里帰りしていたカップルは、ちょっと前までは、街はとても小さくて周辺はうっそうとした熱帯のジャングルだったと言っていた。 プエルト・プリンセサから近く、ホンダベイがある。島が点在し、澄んだ海に囲まれている。それらの島へアイランド・ホッピングが気軽に楽しめる。シュノーケリングをすれば、カラフルな魚達が幾らでも見られる。また真っ白いビーチには、小さくて可愛い貝がたくさん落ちている。島には、昼食用の屋台があり、フィリピン名物ハロハロも手軽に作ってくれる。美しいビーチで遊び、甘いハロハロに舌鼓を打つのは最高だ。
パラワン島には、素朴で美しい自然がたくさん残るエルニドやサバンがある。また、プエルト・プリンセサに行けばデパートやコンビニなど何でもあるが、それでもまたまだ観光的
未開発地である。レストランでもちょっとした土産物屋でも値段は全くのフィリピン値段だ。フィリピン値段だと、レストランで一人100円も食べるのは大変だ。淡水パールネックレスは
200円からある。街の端から端までトライシクルに乗ってP10(20円)。行きかう人々は、ゆっくりと歩き、目当ての店などを訊くと一緒に行ってくれたりする。港の東側海岸沿いには、
長い遊歩道が整備され、夕方になるとたくさんの人が散歩に出てくる。それをあてにした屋台も並ぶ。BBQという名の焼きたて焼き鳥を(15円位)頬張るが、ビールは殆ど見当たら
ない健全ムードな街だ。
アロナビーチ パングラオ島
  プエルト・プリンセサ→セブ  P1,544.16  セブ・パシフィック(手荷物のみの搭乗で、更に座席を選んだり保険を掛けたりしなければとても合理的なシンプル・プライス)
  セブ空港→港 タクシー P100 (イギリス人とシェアー) 
  セブ港→タグビララン港 P500 港→アロナビーチ バイクタクシー P150 

  ボホール・ダイブ・リゾート ツイン P600 ファン、トイレ、シャワー込、タオル、石鹸、トイレットペーパー *高級リゾートだが、なんと安部屋がある。
                   シングル P500
パングラオ島は、地図上ではボホール島におまけのようにくっ付いている小さな島だ。しかし、島の端から端まで行くのにはバイクタクシーを飛ばして20分程掛る。その南の端にアロナビーチがある。ビーチには、ホテルが並びレストランとダイビング・ショップが多い。目の前の海は澄んでいて、アイランド・ホッピングやダイビング用のバンカーボートが多数浮かんでいる。毎朝、釣り人のためにボートが出る。釣れる魚は極彩色だ。 Philippine Fun Divers,Inc
http://www.boholfundivers.com
アロナビーチ、海を背に左側の中央辺りにショップがある。オーナーの一人は日本人女性。機材が新しく、スタッフがみな素敵。初めは、1,2日潜るかなぁと思っていたのだが、ここの海の魅力に捕まってしまい、追加追加で5日連続で潜った。バラクーダの群れ、ギンガメアジの群れ、ウミガメ。その他、カラフルでトロピカルな魚達がお祭りのように次から次から見られる。
 アロナビーチからバンカーボートに乗り、20分程でダイバー憧れのバリカサグ島に着く。島周辺の海は青く澄み、狭いビーチからはすぐ深く落ちていて青が濃い。
 エントリーすると、その辺一帯に小さくてカラフルな魚がたーくさん。サンゴの棚から一気にドロップしている壁が豪快だ。寝ているのだろうか、コバンザメを
 付けたウミガメが動かない。すぐ目の前まで寄れる。ダイバーがたくさん集まって来ると、おもむろに身体を起こし泳いで行ってしまった。壁に沿ってゆるい
 カレントに乗っていると、少し先に雲のようにバラクーダの群れ。向こうもカレントに乗っているので、その群れに寄り添って流れて行く事ができる。手を伸ばせば
 届きそうな距離にたくさんのバラクーダがいるが、向こうもダイバーを見ながら大きく渦を巻いている。そうかと思うとマクロのピグミーシーホースがじっと擬態して
 いたり。沈んだジープの中には、オイランヨウジウオのカップル。砂地には、チンアナゴやゴンズイ。海洋図鑑で見る魚達が、次から次から現れる。この海の
 魅力にすっかりとりこにされてしまった。

 ショップで、タカシ君と香港からのJaneと一緒になり、連日一緒に潜った。Janeは、ライセンス取り立てとは思えない落ち着いたダイビングだが、まるで中学生のように見える
 キャリアウーマン。タカシ君は、英語が達者で社交センスある好青年。ダイビングも中々のもので、上手く個体に寄っては会心の一枚を撮りまくる腕前。彼は、その後もこの
 ショップに残り、現在ダイブマスター取得中だ。彼のガイドで潜れる日も近い事でしょう♪  下の写真はそのタカシ君が写したものです。
タグビララン ボホール島
 パングラオ島→ボホール島(ダオ・バスターミナル) ジプニー P25 カルメン行きバスでチョコレートヒルへ P50 
ボホール島、中央南にこんもりした小山が1700以上も並ぶチョコレートヒルがある。タグビラランからは、島の中央に位置する街カルメン行きのバスで途中下車。坂道を1キロほど上がると見晴らし台に着く。更に、一つの小山の頂上へ上がる事ができる。小山は、不思議な事に芝を刈ったようにきれいな緑に覆われている。地元の人に訊くと、決まった時期に焼くと言い、他の人は木が生えても5年もしたらみな枯れてしまうからだと言い・・・訊く人に寄って答えはいろいろ・・・ フィリピン名物ハロハロ。海岸横に屋台が2軒。値段は同じだが、内容、盛に多少違いがある。この店は、カップラーメン程の器に山盛りでP30程。湯で小豆、ゼリー、いろんな菓子、かき氷、紅イモアイスクリーム、そこに練乳をたっぷりかけてくれる。後で聴いた話だが、ハロハロは元々日本人が伝えたものだとか。そういえば、あんみつ風えありかき氷風であり、間違いなく日本人が大好きそうな甘味だ。
世界一小さい猿と言われるターシャを、やはりボホール島で見る事ができる。夜行性らしく、木の枝にしがみ付きながら寝ている姿は、聴いていた以上に可愛い。いいのか?どうか?触らせてくれる。軽くて軟らかい。長ーい尻尾がついているが、それを使う様子は見れれない。飼われているので、人に慣れているのか逃げもせず木から木へ目の前をピョンピョンと移動する。 ボホール島の北東、ウバイまで行った。そこからレイテ島に渡るつもりだったが、台風で船が欠航。仕方なくタグビラランに戻った。途中、ジプニーは超満員。その上一人が60キロものコメ袋を7つも持って乗って来るーー。バスを下りたそのおばさんはバスの横に待機。下ろされたそれら米袋を皆が手分けしてトライしクルに積み替えた。大きなバックでジプニーに乗ると地元の人に迷惑だとガイドブックには書いてあるが・・・
 
 アジアでも特に治安が悪いマニラからスタートした、3週間のフィリピン旅は思いのほか楽しかった。車と人があふれるマニラでは、排気ガス汚染は想像以上だった。しかし、
 ジプニーを利用する街の人々は、皆親切で旅人は全く困らない。井戸端会議が現存する横町では、住民仲間の世間話に入れてもらった。7000もあると言われる島に渡れば、
 時間は全然違った速度で流れて行く。世界中からの観光客が集まるリゾートは別として、島の小さい町などはいたってのどかでおっとりしている。小さな町や村では、観光客
 だからといってぼられる事も無く、そこの住人達と同じように買い物が出来る。しかし、ビーチの入り口などには銃の持ち込み禁止の看板があったりし、強盗に簡単に撃ち
 殺されてしまうのもフィリピンの一面だ。7,8月に旅したマレーシア、ブルネイでは何度もジンマシンに悩まされた。ふんぱつしたブルネイの高級ケーキ屋のチョコムースでの
 ジンマシンは過去最悪だった。しかし、今回のフィリピンでは屋台のハロハロも全く問題なく楽しめ、いつもなら多少体重の減るパッカー旅なのに・・・期待はずれの維持だった。
          

P1→2円未満 2009/11月