プリ                        オリッサ州


                                               
    列車 ハイダラバード(スィカンダラバード駅)→ブバネーシュワル 381Rs 
     バス ブバネーシュワル→プリ 20Rs 
     ホテル Love & Life 150Rs シングル (シャワー、トイレ、蚊帳付き) オーナー婦人が日本人だが、いろいろ
                       理由を付けて姿を見せない。そのくせ、盛んにメール・マガジンで自称フレンドリーだと
                       アッピールを配信し続けている。肝心のオーナーも今一フレンドリーとはかけ離れている。
                      * チェック・アウトが8時。 湯のシャワーは朝8時からというとんでもない事を云う。
                        おまけにシーツが汗臭かった。
                   
     列車には連結場所にトイレが4つ付いているが、インド式3つとウエスタン・スタイルが1。インド人はウエスタン式が
     嫌いらしくいつも空いているのがいい。

    今回は下段ベッドだったが、他の5人が男で話が弾み上段にチェンジしてあげて寝た。早朝目が覚める。頃合いを
     見計らってチャイ、ソフト・ドリンク、コーヒー、新聞、弁当売りなど来る。
     外の眺めは緑が豊かで、湖からは朝靄が立ち込めている。朝早くから、家の周りで作業をしている人を見かける。
     洗濯は布を濡らし、石などに叩きつけて汚れを落とすが、布が傷むだろうと思われる。洗い終わると、地面にそそまま
     広げて干す。ただでさえ埃だらけの地面なのだ、せっかく洗っても汚れが付いてしまうんだろうなぁと思う。

     プリのバスターミナルからホテル迄は海岸方向へリクシャで移動。線路を越して、近道すれば歩いても大した距離
     ではない。バスターミナル前は開発で大きな通りが工事中。今はその道にたくさんの店が出ている。通りの終わりは
     ジャガンナート寺院だ。大通りから、Hospital Rd南に降りるとPuri駅。その道すがら、朝は魚の市が立つ。駅前から
     南西に伸びた道沿いには果物、野菜の市が続く。海岸から一本入ったChakra-Tirtha Rd に安ホテル、レストラン、
     ネット・カフェなどが並ぶ。
     海岸はひどい状態だ。半端ではない量のゴミと、それが溜まり腐った臭気が想像を絶する。その上、おしっこの臭いも
     強烈だ。

     夕食はレストラン、Peaceで、ノルウェー人、スペイン人と一緒に。9.11や国際情勢の話になった。レストラン、オーナーが
     あまりにも、世界情勢に詳しいので驚き。

朝、駅前から大通りまでの道すがらには、あがったばかりの魚が並べられる。氷一つ無いので、速くも蝿がたかる。 魚を買えば、内蔵を取ってくれる。水は壺に一杯あるだけ。
その辺は魚の血だらけになってしまう。
肉屋も並んでいるが、ここにも氷一つ無く、増して冷蔵庫などない。犬のようにつながれたヤギが一頭づつ肉になるだけだ。今切られたヤギの頭が無造作に転がっている。 野菜、果物の店が並ぶ前には牛が多い。多くの野良牛達は神の使いにしてはゴミで暮らしている。
野菜は新鮮だが、種類は少ない。袋などには入れてくれないので客は持参若しくはサリーのアッチャル(後ろに垂らす部分)に入れたりする。 バススタンドの後ろは女性労働者(重労働は女性が多い)が地面を掃くように均していた。
    コナーラク
      スーリヤ寺院 (世界遺産) US$5
         バス プリ→コナーラク 12Rs 路線バスなので途中の乗り降りが激しい。村人達の移動時間と重なると前時代的
                               凄まじい混雑を味わうことになる。

            プリ近辺の海に比べ、こちらの方がきれい。海岸で網をなげ魚を取っている子供がいたりする。
            貝など、海のお土産屋があるが、大したものが無い。

            ここでも、土産物に案内して紹介料を稼ぎたいインド人がぴったり付いて来る。遺跡バス停の一つ手前で、
            “ここが、遺跡への入り口だ!”と騙しバスから降ろさせる。こういう時、他の乗客のインド人は本当の事を
            云ってくれないで黙っている・・・そういう輩は遺跡が顔パスなのか出入りが自由。
            勝手にガイドを始める。発音が聞き取りにくい事、土産は買う予定が無い上、煩わしいのが一番の理由で
            、頑としてガイドを断る。
スーリヤ寺院は未完成とも言われている。今は、寺院の中央前殿が高いが、その後ろにある本殿は60〜70メーターの高さがあったと云われている。 寺院の表面には細かいレリーフが隙間無くびっしりと彫刻されている。ミトゥナもあり、そのあからさま加減が文化の違い。
寺院はハンピのビィッターラ寺院のように、車輪で全体が移動可能かのようにデザインされている。24個、3メーター以上の規模の車輪には細かい彫刻が施されている。 スーリヤ寺院自体はだいぶ壊れていたようだが、修復は進んでいる。寺院全体は細かいレリーフで覆われ、寺院の最下部に並ぶ小さい象まで見事だ。そして、どの部分を見てもその技術の高さに驚く。