2007 6〜7月
クシャダス 1TLY→96円 ユーロ参入を目指し、とにかく値段をユーロ国並みにしている。物によっては日本
         より高い。収入は以前と変わらないというのだから、一般のトルコ人には辛い。
サモス島→クシャダス
   35 ギリシャ出国、トルコ通関を含む。
Sezgin'sGuestHouse 10 single シャワー、トイレ 朝食無し バスのチケット、ツアー、
                                     ディナーなど、しつこい。
HotelPanoramaKusadas 8(ドミ←最高で3人部屋)朝食付き 全ての面でSezginより遥に良い。
   www.otelpanorama.com                              
ギリシャから、トルコのクシャダスに入った。よそよそしいヨーロッパの雰囲気からアジアの人懐っこいというか、
馴れ馴れしいというか、いちいちお世話し過ぎというか!それが、とっても楽しい!一気にモード切替です。

バザールを歩いていると、いろんな人に会う。学校の先生という中央の人とチャイ休憩。何人もの生徒が通りすがった。

ムール貝ご飯?ムール貝の中にご飯が入っていて貝と一緒に蒸してある。1TLYで2個。レモンを絞ってくれる。この盆だけが彼の店。

合わせて蒸してある貝のふたを開け、一方の貝をスプーン代わりにして食べる。結構美味しい、6個は食べられる。

ドンドルマ!のびのびモチモチアイスクリーム。多少の事では垂れてこないのが良い。
ギリシャへからの玄関でもあり、クシャダスは夜がとっても賑やかだ。大きなスーパーもあり便利。
ミニバスで街の外れまで行った所にあるオトガル(バスターミナル)。ここからトルコ中に長距離バスが出ている。コーヒー、茶菓付き。
エフェス
  10TLY
クシャダス→エフェス  3.5TLY セルチュク行きミニバスが頻繁に出ている。バス停から
              入り口まで2キロ。バス停にタクシーが待っているが、歩いてもすぐだし
              周りを見ながら歩くのは楽しい。                           

トルコの西海岸沿い、南海岸沿いにはたくさんの古代ローマ都市がある。東ローマ帝国、コンスタンティノーブルの勢力が絶大だった事はそれら遺跡が饒舌に語っている。

エフェスには半円形の劇場が2つある。その大劇場の方は2万4千人も収容できた。剣闘士の戦い、猛獣と剣闘士との戦いなどが市民の人気だったという。

エフェスの街がどれ程多くの人々で賑わったかは、大理石の広い通りやその下に施設された水路。噴水や公共建造物などで知る事ができる。

故人を忘れないようにと墓の上に建てられたという図書館。正面の豪華さと不釣合いに内部は小さい。この辺りがエフェスで一番賑やかな場所だったようだ。

繁華街にある公衆トイレ。大理石の腰掛の下には水が流れていた。人々は隣の人と話でもしながら、用を足したらしい。男女は別れていたのかなぁ・・

図書館の向かって左側には大邸宅が発掘されている。ここは、10TLYの別料金だが、極めて保存状態の良い邸宅を見る事ができる。

斜面に沿って建てられたので、部屋も段々になっている。各部屋にはそれぞれ壁画や床のモザイクがある。当時の豪邸を容易にイメージできる。

緩やかな坂になっているヘラクレス門前の道。公衆のための施設が並ぶ。売春宿も。
エフェスのアルテミスはとても奇妙だ。腹に並ぶボールのようなのは、豊穣の乳房と云われている。

古代ローマ都市がそっくり残っているエフェスを夏見学するのはかなり辛い。水は2リットルのペットボトルを持って
いてもすぐになくなった。エフェス内に売店が無いので、ゲートの横から出て水を買い、再度入場させてもらった。
ところで、エフェスは世界遺産ではない。これほどの素晴らしい遺跡でも・・・多分、トルコには、もう観て回るのが
しんどくなるほどたくさん古代ローマ遺跡があるから、登録すると切がないのだろう。
トルコ
パムッカレ
5TLY24時間
 24時間Open
クシャダス→デニズリ→パムッカレ  13TLY ,1.75TLY  
Hotel Kale single 15TLY (ドミは蚊が出るのでクローズ) 日本人宿、インターネット日本語可。
            日本食が食べられるが高い。
            親子丼(単品)とビール16TLY、カレー(単品)とビール 14TLY *雰囲気今一                    

暑い、暑いパムッカレと思っていたら、なんと52度もあったらしい。真っ白の世界の照り返しも厳しい。目も痛いし、皮膚が痛い。

崖の上にある温泉が崖を伝って落ちる時、石灰岩で出来ている崖を溶かしてしまう。それが、みるみる真っ白な世界を作り出している。

お湯のせいでもあるのか石灰岩を溶かすのは速い。落ちている枯れ枝も石灰に覆われて真っ白なスティックになっていく。

入り口は何だか工事中?のような。チケットの小屋も粗末。24時間開いている。チケットも24時間有効。ひとつのルールは裸足にならなければいけない事。
湯が盛に流れ落ちている所。溶けた石灰岩に覆われて隙間が塞がるのはもうすぐ。

石灰に覆われた急な崖は表面がざらざらしていて間単に登れる。でも、人間が真っ白な岩に触ると段々黄色っぽく変色してくるという。

崖の上の一帯がローマ遺跡になっている所に温泉が沸いていて、古代の建物の石材が沈んでいる。多くの人が入っているせいで水は今一。遺跡プールの入場料は18TLYもするのでパス。


人が少なくなってから見ると、エンタシスの柱などがゴロゴロと沈んでいる。遺跡プールはカフェテリアにもなっているが、ペットボトルの水が5TLYもする。全てのこの調子でサンドイッチも食べる気がしない。

カフェテリアの水販売冷蔵庫に付いていた大きなクモ。気が付かないみたいに皆気にしないでドアをバタンバタン開けていた。ツアーは、パムッカレには必ず来るので日本人が多い。ところが崖の上までバスで来て、裸足にもならずに帰ってしまう

大地の斜面を登っていくと、保存状態のいい円形劇場がある。グラディエーター達の真剣勝負にに使われたという。

古代ローマ都市ヒエラポリスのメインストリート。北方向はネクロポリスになっている。最も内陸部にある遺跡らしい。

四隅にライオンが牛の頭に噛み付いている飾りが付いている柱の一番上の部分。噛み付いている様子はとてもリアル。

あちこちにオリーブの木が植えられていて、実がたくさんなっている。杏、オレンジ、などの実は誰も取らないが、オリーブも取らないのだろうか・・・

墓には随分とお金を掛けた様だ。こうした彫刻が大理石の石棺の4面に彫られている。全て表情が微妙に違う。
ここの建造物にも多くの彫刻が飾られていた。ひとつひとつは結構大きくて、質量が豊か。  

パムッカレの隣町、カラハユット。パムッカレよりも賑やか。土地の人たちが多く買い物に来ている。敬虔なモズレムが多く、40度という気温でもロングコートの下には4〜5枚も衣服を着ている。


皆の憩いの場温泉。ヘリに腰を掛け、足を温泉に浸けておしゃべり。全く通じないのに、永い事しゃべった。ここのおばさん達はホントによく笑う。釣られて散々笑った。

夜、ゲストハウスに飛んできたコウモリ。バタッと落ちて暫く動かない。目が結構可愛い。しかし、こうした野生動物はかなりのパーセンテージで狂犬病の病原菌を持っている。
もっともっと、小さい所を想像していた。実際にパムッカレを前にして、先ずはその大きさに圧倒される。そして、真っ白!緩やかな坂になっていて、一番上まで登るとそこは広大なローマの遺跡がある。パムッカレに入るには、その白さを守るために裸足にさせられる。真っ白のざらざらしたパムッカレの肌。そのスロープを歩くのはとても痛い!小砂利を素足で踏む事に慣れていなから。ヨタヨタと長〜いスロープを温泉の水にジャブジャブ浸かりながら歩く時、痛いので、周りの素晴らしい景色をあまり見ている余裕がない。。
フェティエ パムッカレ→デニズリ→フェティエ  15TLY
Ideal Pension  10TLY (ドミ) シャワー、トイレ付き 朝食付き ここに来たのはダイビングの
           ためで、相部屋のKellyも同じ目的。彼女が次の移動地Kasにも付いて
           来たので1週間一緒にダイビングをしたり、泳ぎに行ったりした。その後、
           彼女はオランダにへ直帰した。                 

カヤキョユ。かつて、ギリシャ人居住地区。強制相互送還後はゴーストタウンになっている。たくさんのヤギが住み着いていた。

カヤキョユは観光地になっている。そこのレストランにはプラムがたくさんなっていた。よく熟れたのを探してパム(ノルウェー)とたくさん食べた。

一日クルーズ。25TLY ランチ付き。6箇所程、静かな澄んだ流れ無いところで泳ぐ。船は適当に碇を下ろす。そこから泳ぐが当然足は届かない。

水はギリシャ程は冷たくないが、日本の海水浴よりは冷たい。足が届かないので、ずっと泳ぎ回る。男の子達はボートの2階から飛び込む。
黒の水着も決まったトルコ美人。片やモズレムの女性はすっぽり覆ったつなぎで泳いでいた。 隣の席にいた男の子。両親は、まぁ普通なのにこの子はとっても可愛い。良く笑い、疲れるとこてんと寝てしまった。

隣の船は小さいタイプ。この入り江には5艘来ていた。ここにアイスクリーム屋・ボートなんかも来る。
このくらいの歳でも携帯は持っていない。感じよく話すし、平均的に日本人よりはだいぶ性格も可愛い印象。
Idealで一緒になった韓国のYunsunとオランダのケリー。Yunsunはエアコン付きシングルにいたが、ドミに合流してきた。
フェティエに2軒あるダイビング・ショップのうちの一軒、Mermaid・Diving・Clubにはひどい目にあった。ボンベとレギュレーターを繋ぐチューブに小さい穴が開いていて、霧のように海水が入り、知らない間に肺に水が入ってしまった。ショップはそれなりにケアしてくれたが、イクイプメントの不備を認めないばかりか、当然出来ていない2本目の料金までを請求してきた。下船してから、ツーリスト・ポリスに行き、病院 でのチェックを受けさせてもらったが、理不尽なショップの請求に対しては間に入ってくれない。あまりに馬鹿馬鹿しい。調書がトルコ語で勝手に作られそうになり、宿に応援を頼んだ。結果、怒号のショップ4〜5人をYunsunと振り切って、Pensionに戻ってきた。酸欠で溺れるところだった。海外ダイブはいい加減な危ないところも多々あるので慎重にしなければ。
カシュ フェティエ→カシュ  9TLY
PensionAtes  20TLY (ツイン) クーラー付き シャワー、トイレ付き ベランダ、朝食付き
            Kellyと一緒なのでツイン、クーラー付きにした。 シャワー室が広く快適。
            ドミは 10TLY 風通しのいい屋上。                
海底遺跡でダイビングをするためにカシュに来たが、ダイビング及び泳ぎは許可されなくなっていた。地元の多くの人たちが海底から壷などを持ち帰ってしまう問題が出たからだ。グラスボートからもたくさんの壷が見えた。街のカーペット屋にりっぱな壷があり、海底から取ってきたと言っていた・・・

ペンションから1〜2分のところに半円劇場跡がある。入り江が見渡せる。劇場からまっすぐ海に下りていくと、レストランと小さなビーチがある。


街の後ろには山が控えていて、その斜面に古い墓のが残っている。そこからは街が見下ろせる。墓は山の上の方まであるが、斜面は歩きにくい。

ペンション、アテスの食堂からの眺め。海の方に降りていくとビーチ。適当に夕飯も作ってくれる。Kellyが菜食なので、ベジタリアンを作ってもらった。7TLY

kasの目玉はKekova島。2000年前に海に沈んだ街がグラスボートで見られる。60メーター程の所に大きな街並みがあるらしい。残念ながら、それは見えないが浅瀬の建造物は広範囲に渡って見て回れる。

水のきれいな入り江など5箇所で、ボートを停め、その都度水に入って好きに泳ぎ、できたてのランチを楽しむボート・ツアー。一日一緒なので友達も出来る

フェティエから付いて来たKellytと。彼女もダイビング目的だったので、フェティエから一緒に移動してきた。
http://www.anemonedc-kas.com
ここもギリシャと同じで、魚は多くない。

背が高いガイドのShmet。全てのゲストに気配りする感じの良い青年。泳ぎが好きで、誰よりはしゃいで飛び込んでいた。



水は気持ちよく澄んでいる。多少の流れがあるが、入り江の中を自由に泳げる。魚の数はあまり多くないが変化にとんだ海底を見ながらのゆったりと泳げる。

カシュの繁華街、と言っても小さいが、そこの3兄弟、カーペット屋の。ノートを読むと多くの日本人が立ち寄ってお茶を飲んでいったようだ。Kekova島の海底から持ってきた壷があったのはこの店。
イスタンブールへ
アンタルヤ カシュ→アンタルヤ  12TLY
LazerPension 20TLY (single) クーラー付きの部屋(クーラーは使わないで安くしてもらった) 
             シャワー、トイレ付き、朝食付き
           旧市街カレイチにある。日本語インターネット可。キッチン可              
カシュから、地中海に沿って東に進み、半島に沿って北に上がった付け根にアンタルヤの街がある。随分と大きな街で、郊外のバスターミナルは一見空港ビルのようにも見える。市内へ行くバスに乗り換えて、交通量の多い通りを東に。歩いて、周辺が見られ安宿が集まっているカレイチで宿を探した。カレイチの入り口はローマ時代のハドリアヌス門をくぐる。現代の地表よりも2メーターくらい下にあるので、階段を下り門を抜けまた階段を上がって旧市街に入る。

アンタルヤは古代ローマ都市の上に出来ている。旧市街カレイチは歩道に大理石が敷いてあり、ホテル、レストラン、カーペット屋などが並ぶ。

市の東は長ーいビーチ。この辺りには高級ホテルが並んでいる。道路を挟んだ内陸側に考古学博物館がある。市内からここまでの海沿いは遊歩道。

港から観光船がたくさん出ている。海からこれらの奇岩を食事をしながら、またはお茶を飲みながら回るというもの。

観光船の呼び込みが盛んな港では、釣り糸を垂れている人が多い。結構釣れるみたいだ。

夕方になると、港のレストランに活気が出てくる。多くの観光船のそばで釣りをする人も。水は澄んでいて魚が見える。
釣った、サヨリのような長い魚をみせてくれる。あまり食べるところは無さそう。

カレイチの海よりは崖になっている。その下にある狭いビーチは水がきれい。宿から水着で来られる。崖の一番上から階段を下りてくるとビーチにたどり着く

カレイチの真ん中辺で、ローマ時代の建造物の発掘をしていた。街全体が遺跡の上にできているので、こうした作業はいつまでも続いていくんだろう。

トルコの典型的なおばさん。スカーフを被り、長めのスカートをはいていて、よく太っている。バスなどは女性同士で座らせるので、隣になると相当に辛い。

暑い中、子供が噴水で遊んでいる。長袖、長スカート、更にスカーフを被っている女性達。気温は40度近い。

ペンション・ラゼールの家族。お母さんは日本人。二人の間はおじいちゃん。彼は旅人をとても暖かく迎えてくれる。
旧市街の子供達は、裸足で走り回っていた。海岸沿いに市民の憩いの公園が並んでいる。
考古学博物館には多くの彫刻が展示されている。これを見ると、ミロのビーナスの腕が想像できないか?
表情が豊かで圧倒されてしまう。大きさもかなりある。この博物館は節電で見学者が彫刻の前に立つと照明が付く。
次から次から、見ごたえのある代理石の彫像が並んでいるが、これらを独り占めしながら見る事ができる。

寝棺の蓋の部分。おもむろに横たわった女性の質感が見事。ふわっとした感触の錯覚に陥ってしまう。
大きく壊れてしまっているが、馬の動きとその筋肉が実に写実的。墓の彫刻は豪華だ。 アンタルヤ近辺には古代ローマ都市が多い。半島部にあるレトゥーン、クサントスは世界遺産。パタラ、カシュ。そして、ファセリスなどのリキヤ遺跡。ベルゲ、テルメッソス、アスペンドス、スィデと古代ローマ都市を街ごとそっくり見ることができる。東ローマ帝国、コンスタンティノーブルの強大な権力の元、これほど多くの都市が築かれたとは知らなかった。形態はパターン化していて、神殿、会議場、アゴラ、半円形劇場、風呂、公会場、泉、競技場、公共広場、など。
KAPADOKYA
ギョレメ
アンタルヤ→ネブシャヒル→ギョレメ  35TLY(3378円) 夜行バス
ShoeStrings 15 TLY (5人部屋ドミ) カッパドキアの洞窟ホステル 朝食付き
www.shoestringcave.com  シャワー、トイレ付き クーラーは、無いが洞窟は涼しい。 
アスペンドス アンタルヤ→アスペンドス  11TLY 往復
          カレイチからアスペンドスへは、ちょっと難しい。バス停が分からない・・・             

アスペンドスへ行くのは大変だった。アンタルヤから、アスペンドス行きバスはなく、3回乗り換える。アスペンドス行きを知っている土地の人が少ない・・・仕方が無いので来るバス来るバスを捕まえて片っ端から訊いた。

言葉が中々通じない。3回乗り換えでやっと到着。ここへは、ツアーで来ている人が大半だった。田舎の畑の中にほぼ原型のままに残っているアスペンドスの半円形劇場が目当て。数日前にオペラが終わったところだった。

2万人近く収容できるらしい。ローカルバスを乗りついて行ったお陰で、帰りは一方通行のバス道沿いに水道橋を見る事が出来た。このバスはアスペンドスの奥に住む村人が主に乗るもの。街の人たちとは雰囲気の違う人たちだった。

劇場の正面には彫刻が乗っていた突起状石材が突き出ている。彫刻はアンタルヤ考古学博物館にある。



アスペンドルのアクロポリス。40メーター程の丘の上にあり、周囲の村と畑が見渡せる。

行きは、ここでバスを一時間待った。キオスクのおじさんにトーストを作ってもらった。コーラを飲んだり、お茶をご馳走になっておしゃべり。バス待ちが長いのも楽しい。
アンタルヤから夜行バスで早朝ネブシャヒルに到着。ここで、他からの長距離バスを待ちギョレメへ。途中、奇岩が次々を現れ、それらに囲まれたところがギャレメ村。洞窟ホテルがたくさんありレストランも多い。それでも、観光客が押し寄せて賑わう夏を除けば、随分と静かな村らしい。
ギョレメ村。ShoeStringのドミに可笑しくて可笑しくてしょうがない年頃3人娘(韓国人)と一緒に泊まった。オーナーは新宿
トルコ料理レストランも経営しているというやり手。宿泊費、夏は一気に値上げされる。

どんなに外が暑くても、洞窟の中はクーラー要らず。照明がわずかなので中では本は殆ど読めない。シャワー室に全くハンガーが無いなどの改善点を指摘。

中庭に皆が集まって情報交換が盛。スタッフが仕事を楽しんでいる風で雰囲気が良い。。3階建ての更に屋上にプールがある。夜は星がきれい。

洞窟に住み、昔ながらの生活をしている村人が多い。早朝エザーンには老人達(男)がモスクへ。

広大なカッパドキアを楽しむには、トレッキングがベスト。ドットの実、白イチゴとも。トレッキングをしているとあちこちにあって、取り放題。甘みが強く、とても美味しい。



ShoeStringがゲスト向けにやっているトレッキング(10TLY)はすごく楽しい。中央のアンドロが愛犬アテスとカッパドキアを堪能させてくれる3時間強。地図があっても谷を歩くのはツーリストには無理で、目的地にはまず行かれない。

野生でいくらでも生えているピスタチオ。乾燥した岩山と思っていたが、谷間は緑が豊かで、アプリコットなどもたくさん実っていた。小粒だが、充分甘くて美味しい。
WhiteValley カッパドキアの見所は、殆どトレッキングでしか見られない。アスパラガス状態の見事な岩が何本も
        並んでいるホワイトバレーも道路からは見えない。

トレッキングのみ行かれるところに蝶々が岩に無数の穴を開けた大きな岩山がある。蝶が孵化し乱舞する時はすごいらしい。
ホワイトバレーの背の高い岩。削られて出来たというよりは大地から生えてきたようだ。 
日中40度近くなるので、トレッキングは午後4時半にスタート。目的地のWhiteValley に付く頃は8時頃になり、奇岩はシルエットで浮かび上がる。
デリンクユの地下都市 10TLY ギョレメからバスで30分くらいだが、バスの本数は少ない。
アリの巣の迷路に人が入れたら、こんななんだろうと思う。地下へ70メートルも下がり、4万人が暮らしていたという。
都市というのに相応しい形態になっているが、太陽に当たらない生活は2週間が限度だった。腰を曲げる生活で、残っている骨からダメージが大きかった事が分かるという。地上に所々、換気の穴がある。また敵襲を受けたときは洞窟内通路は大きな石で遮られた。
教会、学校、ワイン工場、家畜飼育場。裁判所、見せしめ場。墓とあらゆる物が揃っていた。井戸は地底からで、真っ暗な穴は底なしかと思えるほど深い。
パシャバ ここには、土産物屋もたくさん出ていて、観光バスが一日中ずらっと並ぶ。ここをスタートに高い岩に
      上がり、チャブシンまでトレッキングをした。全く飽きない、信じられない眺めが続く。
シメジそのものが、垂直に立っている。自然の造形美の傑作だと思う。この辺りで水を大目に買って、トレッキング、スタート。 シメジ岩のすぐ近くにある、首の細い岩。こうした形はトレッキングで、数箇所見かけた。どれも高くそびえている。 この岩は、かつて住居。垂直の上にある入り口へは岩に切り込みを付けた階段で上がるが、。敵の侵入を防ぐ意味もあり普通の人にはまず登れない。
チャブシン パシャバからチャブシンまでの山歩きではリピーターが多く歩いていた。チャブシンは素朴な雰囲気
        の村で、どう歩いたらいいかなどを細かく教えてくれる。ギョレメから歩いても簡単に行ける。

遠くにバスなどが走る道路を見ながら岩の上を歩いているとすぐそばに、ちょこんと帽子を乗せたような岩が次から次から現れる。球を乗せたような物もある


トレッキングで嫌なのは、棘というか鋭い硬い針を持った植物がやたらに多い事。短パンで歩くと足は血だらけになってしまう。

チャブシン村の農家の先にあるシメジ岩。ここの人達はチムニー(煙突)と言っているが、どうみてもシメジ。きのこを食べる習慣のないトルコ人には仕方がないかも。
ギョレメ周辺 歩いてもたいした距離じゃないところに、面白い形の岩がたくさんある。ウチサル方向に道路を歩き
         ピジョバレーに入ってギョレメに戻るコースには鉛筆状態の岩が多数ある。
広大な地域に跨るカッパドキアは、主に赤ツアー(奇岩巡り)緑ツアー(地下都市と渓谷)があるが、どちらも自分でバスで行く及びトレッキングする方が何倍も楽しめる。ツアーだと、値段(50TLY)が高い上に、見所での滞在時間が短い。トレッキングすれば、レッドバレー、ホワイトバレー、イエローバレーなどは岩がそれぞれの色をしているのが見られる。歩くと、それらの色も微妙に変化する。ただ、雨期は、岩の上は危険だし、谷は川になってしまうので、いつも出来るわけではないが。
ギョレメからギョレメ屋外博物館へ行く途中のTuristHotel(かなり良い目のホテル)の裏が鉛筆岩で、道路からも見える。これは、ピジョバレーからギョレメへ戻るコースでも通るところ。

気球は無風の早朝のみ。4時〜5時に迎えが来る。夏でも朝は寒いほど
気球、234TLY(約23,000円)。値切ると、飛行経験の少ないパイロットになってしまい、遥か上空を飛ぶ事になるらしい。熟練したスキルが無いと、テクニックが必要な低空飛行が出来ないからとか。この日は14気球が飛んだが、米粒のように上空に上がったままの気球が数機いた。熟練パイロットの場合、奇岩すれすれを触れるかと思う程で飛ぶ。
ユルギュップにあるペンギン岩?日本語では3美人と言われているとか。
ネムルトダーゥ
  キャフタ
ギョレメ→カイセリ→アディアマン→キャタフ  40TLY 夜行バス
KommagenePension 130TLY single ネムルトダーゥツアー込み
              シャワー、トイレ、エアコン付き 夕食、朝食
     カイセリでは、切符をすり返られてしまった・・・バス会社のスタッフに(一瞬、
     そう思ってしまった)ちょっと、見せて言われ返してもらった切符はキャフタ
     手前のアディアマンまで・・・再度アディアマン〜キャフタ間を買う羽目に・・・              

ネムルトダーゥへは、タクシー以外ツアーでしか行かれない。キャフタからの方が近いがアディアマンからの方がツアーのチョイスがあるらしい。山道を散々車で登ってきたが、頂上の陵墓までは更に歩いてかなり登らなければならない。
コンマゲネ王国のアンティオコス1世の陵墓。山頂に7体の巨大な石像が並んでいる。その後ろの砂利の山の下に墓は埋まっている。
今は車で登り、残りをほんの申し訳程度登るだけだが、これが相当にきつい。しかし、太古ここに墓を作ったときは最初から石を運んだのだから驚く。水のペットボトルを持って歩くのさえきついのに・・・

ほんの60年前の大地震前までは原型を留めていたというから残念だ。それにしてもダイナミックな光景だ。像は頭が大きいが、基壇の下から見上げる人には均整が取れていたのだろう。
凛々しいアポロ像。ゼウス、ヘラクレス、と共にアンティオコス王が並び、コブラ、鷲。若しくはライオンが東と西に各々並んでいる
冬は、この辺り一帯が雪の下になってしまう。これらの巨像は低温と高温に毎年さらされ、細かいひびがたくさん入ってしまっている。風化からは是非とも守りたい。雪のある間は閉鎖される。
カンガルから、シワスへ。シワスからアンカラへ。シワスでサフランボール行きを予約しておいた。でも、アンカラ着が遅くなってしまうので、サフランボールへの直行には乗り継げない。サフランボールから東へ100km程のカストマヌへ上がり、そこからサフランボールへ行く事にした。5:00AMに着き、仕方なくバスターミナルのベンチでごろ寝。
7時半の始発でサフランボールへ。

サフランボールに着いても、ツーリストは旧市街のチャルシュへ行く。ドルムシュを何回か乗り換えた。チャルシュ広場の真ん前はハンマーム。20TLY

旧市街は、お年寄りと子供が主に住んでいるようだ。こんもりとした丘に作られた街なので、坂と階段が多くお年寄りが歩くのは随分と大変そうだ。
道は古いままで、自然石を敷いたもの。雨が降れば、滑りやすいだろうと思われる。そうでなくても歩きにくい。

ローマ時代の水道橋をオスマントルコ時代に改築した物が良い保存状態で残っている。1.5メーター程の幅の橋を渡ることが出来る。
ドミの相部屋仲間、フロレンス(黄色)とずっと一緒に歩いた。彼女は底抜けに明るいが、不倫の悩み話も聞いた。
プロのガイドおじさんがドミ仲間4人をトレッキング・ガイド・ボランティアしてくれた。棘だらけの木の間を抜け、クリークに落ちたりと結構ハードなトレッキング。でも彼は革靴で何事も無かったように。

ヨリョク村はサフランボールから5キロくらい。サフランボールより、素朴で古い家並みがそっくり残っている。
中を見学できる家があるが、ドミがもう既に古民家なので、寝泊りしながら楽しめる。
焼きたて、ひき肉入りまたはポテト入りギョズレメを食べさせてくれる。小腹が空いた時のおやつといった物だろうか。

サフランボールでは、実にたくさんの果物の木を見かけた。それらを摘み取っている様子が無く、下に落ちている。甘くて美味しいのに。

ドミの前の狭い道を上がっていくと、階段になり高台に出る。そこは墓地になっていて眺めがいい。胡桃の木がたくさんあり、博物館もある。

サフランボールを歩いていると、村人が腰掛けて休んでいるのに出会う。言葉は通じないがしばし休ませてもらいまた坂を登ったり下りたりする。

                                                                           
カンガル キャタフ→アディアマン→マラテア→カンガル  20TLY
Kangal 学生寮 12TLY(学生値段) バスを下りた所で道を訊いた女子学生Ekin,Cemileの
        部屋に泊めてもらった。              

アディアマンからマラテアへ。険しい山を越えたところで休憩。
休憩中に、その辺から来たおじさんはオスマントルコ調の刀を持っていた。
暑い中、ギュウギュウのバス。休憩でもバスから下りない学生達。乗り物に慣れないのか酔ってしまっていた。

学生寮の部屋。二人はここで自炊しながらコンピューターの勉強。英語は殆ど出来ない。Cemileは、モズレムで日に少なくても3回はお祈りをする。その度に着替える。祈りの最中、Ekinは他愛の無い事を話し掛ける。40度近い暑さなのに出かける時は必ずコートを着る。

カンガルからタクシー往復 30TLY
魚の温泉で有名なパルクル・カプルジャ。もともとは皮膚炎の治療のためらしいが、今では全身リラックスで来ている人が多い。ここには、宿泊施設(アパートのようで、長期滞在用)があり、皆食材を買い込んで自炊している。

肝心の温泉はそれ程大きくない。湯は温め。魚は大小様々。小さいのは金魚の子供くらい。大きいので小さ目のフナほど。最初はチョコチョコと啄ばんでいたが、そのうち足に出来ていたカサブタを一斉に食べ始めた。出た時には、カサブタはすっかり無くなって、つるつるになっていた。
サフランボール カンガル→シワス→アンカラ→カストモヌ→サフランボール   64.5TLY 夜行バス。
BastoncPansiyonu 20TLY (ドミ) 朝食付き シャワー、トイレ付き 古民家ゆえ驚く狭さ。