ベネズエラ    
                         マナウスからボアビスタ乗り継ぎでブラジルとの国境の街、サンタエレーナへ。バス会社のEucatur             
                         より、ベネズエラ入国の際の注意あり。ブラジル人もだまされたり、盗難にあったりするらしい。今では
                         南米で最も治安の悪い国の代表になっている。 銀行rateはすごく悪い。ATMはあるが、スキミング横行。
                         第一にATMは朝から長蛇の列。スキミングにやられなくともスリの危険大。町中の両替商は持ち逃げ多発。
                         じゃ、いったいどうしたいいの?必要なだけドルかユーロのキャッシュ携行。ツアー申し込み時、ツアー会社
                         に頼むか、安宿などで両替が安全。シウダー・ボリーバル空港の旅行社、TuriExpressは良心的だった
                                 
                         1ボリーバル→約49円(公式発表)銀行rate、両替商、35〜40円位(30円とか言ってきたら、危ない)*2008年7月
                                                                          
                        *南米のバスは寒い。その中でも半端じゃないのがベネズエラバス。客で冷凍Fish作ろうと思っているとしか考えられ
                         ない。夜中に何回か休憩駐車するが、皆助かったとばかり外に出て冷え切った体を温める・・・外は30度以上・・・
                             
サンタエレーナ
                          ロライマ山へは、ここからがトレッキングの起点になる。以前からのツアーエージェントは、殆どが
                          つぶれていた。ツアー客がいないシーズンオフにも法人税が掛けられ、実質商売は成り立たないらしい。        

                     マナウス→ボア・ビスタ→サンタレーナ 110R 16時間、(夜行)
                              Posada Michelle 25B(700円) 最近、急速に物価が上がっているが、収入は低いまま。

バスターミナルから街へはタクシーのみ。歩い
ても行ける。道路沿いには、丸い土壁ハウス。
しかし、夕方からは、歩くのは絶対やめた方が
良い。銃を持ってる相手に全て盗られるからと。

ガソリンスタンドには、何十台も車が並んでい
る。国境を越えて、ブラジルからも給油に来て
いるらしい。車がいなくなったら、ガソリンが売り
切れたいう事。

比較的きれいな新車に乗っているブラジルと
違って、数十年車が圧倒的に多い。道路も
未舗装が目立ち、近年経済成長しているブラジ
ルとの差が大きい。

サンタレーナでは、バスを見かけなかった。
周辺の町や村へはトラック荷台バスが利用
されている。たくさんの買い物を積んで荷台
へ上り下り。引っ張り上げてもらわないと。

木曜日は、町の外れにある広場に市がたつ。
熱帯雨林の川からは、大きなナマズが運ばれ、
並んでいるが、冷蔵庫がないので随分と
臭いがきつくなっている。

果物、野菜は豊か。マンジョウカやパンが主食。
町には次々と焼き立てを売るパン屋が必ずあり
香ばしく美味しいパンが食べられる。米もあるが
みんなが必ず食べているのはトウモロコシの粉
カナイマ      
                      エンジェル・フォールへはカナイマ村からボートで行く。カナイマ村へはセスナ。それ以外はカヌーで数日かかる。
                      取りあえず、セスナで村へ行き、宿泊と滝へのボートツアーを手配する事もできるが、全部込みの方が安い。
                      最高に魅力的なエンジェル・フォールだが、相手がベネズエラなので、人によって料金が随分と変わってきてしまう。
                      *カナイマは、ギアナ高地熱帯雨林の中。雨季は虫が相当に手強い。ぶよの襲撃に遭い、その後数週間痒く、足は
                       掻いて掻いて・・・たくさんのフジツボがへばり付いたようになってしまった。
                      
     
                   サンタエレーナ→シウダー・ボリーバル 45B約1575円 11時間、(夜行)
                     シウダー・ボリーバル→カナイマ 2泊3日ツアー 1450B 50750円 
                             *最安値はシウダー・ボリーバルの安宿キャロルからのツアー 1300B (キャロル1泊朝食、空港往復込)
                               ただし、キャロルのrateは悪いので、他のrateの良い所でチェンジしておくといいかも。
 

シウダー・ボリーバルの飛行場には、銃を持っ
たガードがいちいちセスナをチェックする。

カナイマ村上空に近づくと、独特のテプイが見え
てくる。ジャングルは焼かれている所が目立つ。

カナイマ湖、正面に一列に滝が並んでいる。
水量が多い雨季は滝が豪快。

サルト・アンヘルへの雨季ボートは結構きつい。
操縦する方もかなり慎重だが、乗ってる側は
全身びしょぬれになりながらも左右に振られる
ボートにしがみ付いていなければならない。
しがみ付き
ボートで
4時間。そこ
からは足場
の悪い上に
雨で湿った
ジャングル
をひたすら
耐えて歩く
と、やがて
威圧的で
圧倒的な
迫力で突然
滝が姿を
現す。

天気は、一時間ごとに目まぐるしく変わる。今、
日差しのきつい晴天と喜んでも、すぐ真っ暗に
なり目も開けられない程の激しい雨に叩かれる

日が差すと、テプイは高く高くそびえ、直立ゆえ
に植物も付かない赤い岩肌がジャングルの緑に
浮かぶ上がる

ハンモック・キャンプは一晩中豪雨だった。朝
雲の切れ間からは前日の3倍にもなる滝が顔
を出したが、カウラ川の音に消されて音はない。

キャンプに、いつもやってくる鼻熊。夕食の
チキンの残りを食べる。ジャングルで一番嫌な
相手は、人を刺す昆虫だ。

カウラ川は、ガイドのケスス曰くコカ・コーラ。
雨後は、水中に没した大きな岩が強い流れを
作るので、ボートに乗る時は皆緊張する。

途中の浅瀬は流れが複雑なので、ボートから
降りて歩くことになる。24時間蟻が、いるので
足元には常に注意しなければ。
セスナからの
滝はまた違う
豪快さ。雲の
動きは恐ろし
く速く、あっと
いう間に滝を
隠す。それは
雲が長居を
しないという
意味でもあり
必ず姿を見る
チャンスはあ
るようだ。

カナイマ村での大きな楽しみは滝遊び。サポ滝
は落ちる水の裏を歩く事ができる。雨季は更に
豪快だ。コカ・コーラ色も滝になるとクリーム色。

周辺には大きなもので5か所滝がある。足元を
すくわれそうになる滝の上を歩く事もできるが、
かなり怖い。

雄大な眺め。左は晴天でテプイがくっきり。右は
滝のような激しい雨が落ちている。中間では、下
に虹が出ていた。
シウダー・ボリーバル
                         シウダー・ボリーバルは18時には、ほとんど全てが閉まり、治安は悪い。夕方以降の到着は要注意。                  
                    Posada DonaCarol 50B(約1,750円) 朝食、タオル、石鹸。シャワー、トイレ共同 (朝食抜きだと40B約1,400円)
                              *エンジェル・フォール、ツアーを扱っている。他と比べ料金は安いが、ここの換算rateは悪い。
                         場所は、旧市街の真ん中で便利。オーナーはベネズエラ人だが、インド人の奥さんが真の権力者。かなり、
                         細かくチェックしていて隙がない。

スペインコロニアル時代の石畳がきれい。昼と
夜では街の様子が一変する。

ガードが完璧な家。一階のガラス戸も全部鉄
格子付き。

オリノコ川前の公園。授業前の学生達。中国
じゃなくて、Japonだというととても喜ぶ。

ゴミが散らかり汚れた感じの街も対岸から見る
と、ええっというほど美しい。

オリノコ川の渡し舟。1B 川の流れは結構速い
源流が雨季なので水位が高い。

舟の乗客はとても賑やか。外国人が珍しくて
みんなで盛り上がっている。

オリノコ川周辺も開発の例外ではなく、一日中
どこからか、熱帯雨林を焼く煙が上がっている
のが、当たり前になってしまっているようだ。
そうした資本家とは無縁の多くの庶民は、手に
持てるだけの品物を持ち街中を細々と売り歩く。

豊かなオリノコ川の先にかかる近代的な吊橋が
市民の自慢。私達には、普通に標準装備である
橋は彼らにとっては念願の特別な思いで出来上
がったもののようだ。