アジャンターと エローラ マハーラシュトラ州
インド中部には、憧れのアジャンターがある。デカン高原、ワーグラー川が大きく蛇行した崖に30もの石窟が残っている。

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アーランガバード
街自体には別に面白みは無いが、アジャンター、エローラへの拠点になるので、観光客が多く集まる。街は結構大きく、駅の
近くかバスターミナルの近くに泊ると便利だ。遺跡へならバスターミナルの近くの方が良い。人々はゆったりした印象だが、ここも
他のインドと変わらず物乞いが多い。
バス アーマダバード→アーランガバード→アジャンター 450Rs+55Rs
ホテル Kartiki 250Rs (ツイン) ツインの部屋なら湯が出ると言う事だったが、出なかった。文句を言うと、真夜中に無言電話して
きたり、従業員が嫌がらせをした。 ホテルにレストランがあるが、暗すぎて何を食べてるのか分からない。
アジャンターではホテルが選べないので、アーランガバードに泊る人が多い。
アーランガバード、アジャンター間は悪路3時間。鉄道駅ジャイガオンからの場合はもっと近い。アーマダバードから
バスは、ジャルガオン行きはなくアーランガバード着になる。
アジャンター遺跡 250Rs 休日があるので注意
バス 20Rs 遺跡玄関口から遺跡まではバスで行くようになっている。
アジャンター |
一月、乾季のため遺跡周辺は緑がない。雨季だと熱帯雨林のようになるらしいが。 |
日本のNGOにより遺跡は、快適に周れるよう周辺整備されている。 |
石窟寺院の柱には見事な装飾が掘られている。
往時、ここでは多くの僧たちが日々修行に励んだ
乾季は周りが茶色だが、雨季になると雨が多く緑に覆われるが川の水量も増えて急流になる。
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第9窟寺院
馬蹄形アーチ窓が特徴。石窟内に明かりが入るようになっている。中には中心にスツゥーバがある。
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アジャンター遺跡の素晴らしさの一つは石窟内に残された壁画の美しさだ。 |
 
石窟内は湿度など環境的には絵の保存に適しているとは云いがたい。 |
エローラ

バス アーランガバード→エローラ 30Rs 約1時間 アジャンター行きと違いこちらの方は道路事情がいい。
エローラ 16窟 カイラーサナータ寺院 入場料 US$5or 250Rs
崖に約30の石窟が掘られているが仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教と3つに別れる。
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カイラーサナータ寺院
大岩石を上から掘り進み寺院を掘り出している。
約100年間、石を叩くノミの音が絶え間なく続いたという。 |
カイラーサナータ寺院は多くの象が、寺院全体を持ち上げ支えているようにデザインされている。 |
象は一頭、一頭全て違っていて、ほぼ実物大だ。
重い寺院を背負う形にデザインされているため、その重みを鼻でバランス取りながら支えている様子を表している。
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朝一からスタートした遺跡巡りはなんと言っても階段の昇り降りが勝負。午後をだいぶ過ぎた頃からは、まさに苦行の鄭をなしてきた。見るだけでも、こんなに辛いのだから、作る作業が思い知らされると言うものだ。
ここでは、インド版“おしん”を彷彿とさせる
チャイ屋の小僧をから身を起こし、今では製薬会社部長のMr.Balakrishnanに会った。
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エローラで有料なのは
第16窟のカイラーサナータ寺院だけ。後は無料で見学できる |
岩を掘りぬいた寺院は静かで、荘厳な感じが強い。ここは特に床面がとてもきれいに仕上がっていた。 |
石窟見学に来ていたパンジャビーナ・ドレスの可愛い女の子達 |
シバ神とパールバティの子供ガネーシュ神は象の頭を持ち、人々にとても愛されている。 |
石窟寺院の中にはこのような神々が多く彫刻されている |
見学も午後になると人がだんだん減ってきて、ゆっくりと一人で好きなだけ見ることができるようになる |
ジャイナ教窟 |
岩全体が黒くなっている |
ジャイナ教の神。インドで見る神々は実に人間的で官能的だ。 |
若い人達は偉大な遺跡の見学はそこそこ。それより東洋からのおばちゃんの方に興味があるらしい。 |
エローラの寺院は巨大なモノからコジンマリとしたひと部屋的な寺院までいろいろなタイプの寺院が崖に30も掘られている |
寺院前にドーンとしているナンディ像。 |
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