ジョードプル ブルー・シティー
ラジャスターン州
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バス ジャイプール→ジョードプル 142Rs 約7時間 窓際の席だった、隙間風があたりとても寒いのと、運転手が自分の
眠気醒ましに大音響でカセットをかけていて眠れなかった。
ホテル Bhabhoot 150Rs シングル(部屋はツイン) 50Rsのディポジットを払い、出るとき返してもらう。
シャワーは水。バケツに熱湯を貰って薄めて使う。
この街のインパクトはすごかった!!早朝5時、ジャイプールからのバスがバスターミナルに着いて、バスの後方トランクから
自分のリュックを受け取ろうと半券を差し出すや否や、横から伸びた男の手がいち早く我がリュックをもぎ取った。こちらが
慌ててる事など意に返さず、他の男達と諍いが始まった。あっけに取られながらも、我がリュックが知らない男の手にある事を
バスのコンダクターに告げると、取り返してくれた。すると、その男達は今度はこちらに一斉に顔を向け、わっと問いかけてくる。
彼らはリキシャマン達で、早朝の客の取り合いだったのだ。リュックを手にしてしまえば、客が着いてくると思っている。全く、
持ち主不在の強引なやり方に驚くばかりだった。一緒になった韓国の男の子とバスの中で話しに夢中になったため、この街の
宿の目星を付けていなかった。未だ真っ暗ゆえ取りあえず、ターミナルでチャイでも飲んで、決めようと思うが、さっきの
リキシャマン達が周りを取り囲んで離れない。いくら、リクシャは要らないと云っても一向に諦めない。仕方なく、ターミナルの
端にあるチャイ屋で飲む。1時間位経ったろうか、やっと最後まで付ていたリクシャマンが離れた隙にチャイ屋に頼み
バス停まで、バイクで送ってもらい、バスでジョードプル駅まで行った。 |
早朝のジョードプル駅前通りには、簡易ベッドが並び多くの人が寝ていた。案内所を求めて駅へ行くとそこは床に寝る人々で溢れ、何と足の踏み場も無いのに人と人の間には人糞があるではないか・・・ |
衝撃の駅光景から抜け出し、ゴミだらけの路地を入ったところに空き家かと思える朽ち果てた風情の目的のホテルが見付かった。半信半疑でドアを叩くとドアを開いた。ホテルの男性は感じがよく、何とか気持ちも落ち着き、バケツに湯をもらってシャワーを浴びた |
ジョードプル駅前の電話屋にすっかり騙された。
Ruby Travel←駅前 観光局のツアーは休みだと、高いツアーを買わされた挙句ウダイプル行きのプライベートバスは、
各駅停車のひどいローカルバスだった。ツアーは、30Rsで行けるのに200Rs払わされてしまった。
Umail Bhavan Palace
入場料 50Rs 現マハラジャが住んでいる豪壮な館の半分はホテル。その豪華なテラスでお茶を飲んでみた
庶民のホテル一泊分ほどの値段のお茶より、街の10円のお茶の方が美味しかった。 |
ピカネールからの若夫婦と一緒にジョードプルを周った。二人にもらったスナック、クールクールが以後やみ付きになった。 |
市民の半分は乞食ですか?状態のジョードプル。しかし、街からちょっと離れたゆるい丘の上にあるパレスは、豪華極まる建物だ。半分はホテルになっていて、見学も出来る。大理石のトイレは豪華リビングルームのようであった。 |
パレス内の博物館にはマハラジャの写真や勲章が飾られている。 |
メヘラーンガル砦
250Rs
丘の上にあり、途中までリクシャで行っても、砦まで登るのはきつい。頑丈な門は象を撃退する巨大な針がたくさん突き出している。 |
砦内はマハラジャの生活様式がよく残っている。ついこの間までは、ここにマハラジャ一家が住んでいた。マハラジャ婦人は他人にその姿を見られる事はタブーだったため、イギリスを訪れた際、足首がスクープされ、インド人達を怒らせた。 |
ジョードプルの街をメへラーガル砦から見ると、街全体がブルーがかって見え、物乞いに溢れた街中の印象とは対照的にとても美しい。それはこのように家々がブルーに彩色されているからだ。ブルーは蚊が嫌うからだと云われているが。 |
砦内宮殿建物。作りは豪華で手が込んでいるが、部屋によってはその色彩感覚が疑われるような派手で品のない装飾になっている。 |
砦見学には身分証明書が必要。仕方無くバスポートを預けたが、なかなか戻ってこず、イライラした。挙句、係りがパスポートをじっくり見ようとするので、切れた。ひったくって取り返した。 |
Mandore遺跡公園 無料
以前はきれいに整備されていたらしいが、今は少々荒れてしまっている。この王家の墳墓はきれいに保存されているが。 |
ジョードプルの印象は強烈だった。
早朝、ジョードプルに着いて、リクシャマンに取り囲まれ、その後もしつこく付きまとわれた事。そして早朝の駅にずらっと寝ていた夥しい数の宿無し人達。街には物乞いがあふれ、その多くが幼い子供達だった事。
挨拶代わりに嘘をつき、旅行者を騙す事はインド人の賢さくらいに思っている商売人達。外国人を、穴が開くほど見つめる事を礼儀に反するなんて思ったこともないだろう人々。いい顔すれば、すかさず名前は何だ、何処から来たかと必ず訊きたがる本当にうざい普通の人々。
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ジョードプルからウダイプルへのバスで、何気なく外の景色を見ていると驚きの連続だ。赤や緑の原色、色鮮やかなサリー姿で
道路工事に携わっているたくさんの女性達。仕事は石や泥を篭に入れ頭の上に乗せて運ぶ。過酷な労働に多くの女性が携わって
いた。そうかと思えば、男、子供はまだしも、道端で用便する女性も見かける。窓からの埃っぽい風にうんざりしていると、なんと
野性の孔雀が2羽畑の中に居た。こういう事もあるんだと、一度に気分爽快になった。

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